2012年5月26日 林 季一郎

【隆日記】ウズベキスタンという国

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長い長い入国審査の末ようやくウズベキスタンに入ることができた。車の持ち込みがなかなか大変で、結局2時間程かかってしまったわけだが、今日でカザフスタンに別れを告げる。
思えばカザフスタンは警察の賄賂徴収がめ

んどくさかった点を除いてなかなかいい国だった気がする。数年前まではまさか自分がカザフスタンに入国することが生涯あるとは思っていなかったし、カザフスタンのことを考えたことすらなかった訳で、中央アジア諸国に対する関心はあまりに低かったのだが、中央アジアは侮れない。ということをひしひしと感じる。現にカザフスタンの勢いはすごい。

さて、ウズベキスタンに入ったといっても何かが急激に変わるという訳ではない。通過がスムになったくらいで雰囲気は何も変わらない。何はともあれ早速腹ごしらえだ。国境付近の安そうな食堂をみつけプロフ(人参とマトンのピラフのようなもの)と紅茶を頼む。どうやらウズベキスタンはプロフ発祥の国らしいから当然うまい。というかこの手の料理はまずく作る方が難しい。続いて頼んでないサラダ(この国定番のキュウリとトマトのシンプルなもの)もついてきたがこれもなかなかおいしい。そしてびっくり。パンが円盤状になった。ここでカザフとの違いが出る。ここらの地域はパンが主食なのでパンは頼まなくてもついてくるのだが、カザフでは適当サイズにカットされた状態で運ばれてきたのに、ウズベクはなぜか円盤。全くどうでもいいことなのだが何となく国境を越えるということはこういうことなのかと感動する。さー今日は猛烈に疲れたので残り60キロのタシケントを諦めてここらで寝よう。

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