2013年7月15日 林 季一郎

旅する自由と責任

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こんばんは。

既にブエノスアイレスに来てから、一週間が経ちました。

結局、車との再会は月曜以降に持ち越しです…

 

というわけで、再スタートまであと少し!の状態で待ちぼうけ。

しかし、如何せんこの寒さと雨なので、ずっと宿に引きこもってます。

一日パソコンと格闘。昼飯は宿から10mのピザ屋。夜も同じ。

(スマホで日記が見やすくなったはず♪どうですか?)

 

そんな僕を見兼ねたのか、ノブさんから一言。

ノブさん:「え…ていうか観光とかしないの?」

と引かれました。

 

自分:「いや、でも今はこれが楽しいんで…あははは~(笑)」

いや、自分でもドン引きです。

 

そんなノブさんは、今朝も早くからお店を出しに行ってます。

(ノブさんについて⇒「2年間旅する行商人のぶさん」

 

ノブさん:「いや、朝4時まで踊ってたから眠いな~。これから店出しに行くの面倒くさいよ」

と言いながらも、早々と朝食を平らげ、商品を担いで、寒い寒い外へと消えていきました。

 

一見楽しいことだけして生きているようで、自由に生きるのも中々大変なようです。

そんな様子を見ていて、ここ数日思ったことがあります…

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「旅する自由と責任」

そんな青くさいことについてダラダラと書きます。

自戒の意味も込めて

 

またノブさんの話です。

好きな場所で、好きな人達と、好きなことをして生きている。

ただそれだけ聞けば、

「なんて羨ましいんだ!俺もそうしたいぞ!」と、短絡的な僕なんかはすぐ思ってしまうのですが、

当り前のことですが、その裏では人知れず苦労やたゆまぬ努力をされていました。

 

ノブさんが言ってた。

「本当は、ネックレスとか自分の好きな物だけ作りたいんだよ。

でも、かと言ってそれだけじゃ売上にならない。

だから革ブレスレットとか、あんまり好きじゃない物も作らなきゃいけないんだ。」

 

「嫌になったりしないんですか?」

と聞いてみたかった。もしかしたら、自分もある意味で同じ境遇かもしれない…

 

僕らは、「車で世界一周」という自分の好きなことをしてる

しかも、就職もせず、親にも心配をかけ、既に社会人の同期からは変な感じで見られながら

やりたいからやる、という究極の我がままを通している。

 

でも、実際始めてみると僕らの計画は全てが甘かった!(今も!笑)

現実はそう甘くなく、当初の計画からは大きく外れ

自分達だけではどうにもならず、多くの方の支援や助言を支えにここまで来た。

 

でも、だからこその葛藤もある。無いと言えば嘘だ。

 

「これって、本当に俺がやりたかったことだっけ..?」

そんな疑問に度々ぶつかった。

 

やはり、旅を共有するというのだから、ブログや動画を作らなきゃいけないし、

頂いた助言や応援メッセージには絶対に応えたい。

そうなると、どうしても自由時間は無くなるのも確か。

 

気力体力ともに余裕がある時は、それが楽しい

でも、こう長く旅をしてると、正直キツくなるときもある。

 

アフリカだ。

ガーナでの夜、気温40℃・湿度80%の中、蚊の大群の中で寝れない夜を過ごした。

冷房の効いた建物か一歩外に出ると、もわっとした空気に一瞬息が出来なくなるかと思った(笑)

 

そんな時はさすがに気が滅入り、冒険の共有をしたいと言っておきながら、

「あれっ?これって本当に俺がやりたかったことだっけ?」

「こんなに忙しいんなんて…」と思うこともあった。

 

いや、そんな悠長な事じゃない。

極論を言えば、この旅全体を通しての自分への問いだった。

 

「本当にこれが自分のやりたいことなのか?」

 

でも、そんな疑問も、2ヶ月間の一時帰国を経て、

おぼろげながら自分なりに見えてきたことがあります。

 

というわけで、自分に言いたいことは2つ!

 

まず第一に、大前提として応援や支援を受けているという自覚を強く持つこと。

 

やはり、自分達のやりたいことが、多くの方と共有するモノになった時点で、やり遂げるという責任が生じます。

まぁ、僕らの場合は、支援を受けているので当然なのですが、それでなくても自分の夢が他の人の夢になったら同じことなのではと思ったりします。(ここら辺は、人によって捉え方が違うのかもしれませんが…)

 

そして、僕らにはこの感覚が足りてなかったと、今更ながら思います。
(いや、もちろん意識はしていたのですが、この後書くように、その捉え方が間違っていた気が..)

ただ、ここで問題になるのが、本来やりたかったものと、求められるものとの狭間での葛藤。

(こんなこと書いていいのかな?と今更ながら不安になってきました..汗)

 

「趣味を仕事にしたら、好きだったものが嫌いになった。」

それと同じで、好きなことが義務になった途端にモチベーションが下がるということもあると思います。

でも、自分は違うと思う。

 

やりたいことをするために、目の前の義務を仕事と思ってやる。

それをやりきったからこそ、やりたいことを本当にやったと思える。

だって、やっぱり、他人の目線というのは、やりたいことのクオリティを引っ張り上げてくれると思うから。

 

そもそも自分の場合、よーく考えると、「何でこれやってんだろう?」と疑問に思うときは決まって、やらなきゃいけないことをやってない時なんですよね。

だから「あああーーー」とか、全てが嫌になって。要はただの自己嫌悪。

だって、そもそもは好きで始めてるのだから、それ自体が嫌になってるわけじゃないはず。

 

だから、自分に言いたい事の二つ目は、

「嫌だなと思ったら、黙って耐えて踏ん張る。そしてやってから考える」ということ。

 

やっぱり、やることをやってないときは自己嫌悪に陥ってるわけなので、ネガティブな考えしかできない。

でも、やってから考えれば、気分良いので、ポジティブに考えられるわけです。

この段階になってようやく、これが自分のやりたいことなのかが見えてくるのだと思います。

やりきってもなお、やりたくないと思うなら、やめればいい。

 

でもそのためには、嫌だと思ったら、まずはやってみる。

そして、その後になって、それが本当に好きかどうか改めて考えてみる。

だって、そもそも何かを始めたのは、もともとそれがやりたかったからのはずです。

だから、一度始めたからには、小さくていいから一つ一つの節目までは頑張ってみる。

 

自分の場合はどうか。

そう考えると、時には「ああーー」と思うことはあっても、

その節目を乗り越える度に「やってて良かったー」と思うわけです。

こうして冒険をして、それを共有している時が、本当に楽しい♪

 

いつも書いてるので、飽きてるかもしれませんが、

僕の頭にはあるイメージがあります。

 

極東のロシアから始まった僕らの旅が、ユーラシアを越え、アフリカを駆け抜け、最後はアメリカに辿りつく。

ゴールシーンのイメージは、出発前から頭の中で見えてますw

 

もう考えるだけで最高でしょ、車で世界一周って。
(自分で言うのもあれですが…)

今回一時帰国して、改めて思ったのですが、結局自分がやりたいのは「挑戦」なのかと思います。

観光とか交流とかも、もちろん楽しいけれど、

「なぜ世界一周をしているのか?」と聞かれたら

「挑戦がしたいから」と、カッコつけて答えます(笑)

目の前の事に耐えて踏ん張って乗り越えた先にある快感、そのイメージが、今の活力となる。
その先に、今は見えていない、何かが見えるようになるのだと信じています。

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いや、まとまりもなく長々と書いてしまいました。
まぁ自分への戒めという感じです。良かったらコメントして下さい。では~

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