2013年12月21日 林 季一郎

ビバリーヒルズに住む日本人

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ロサンゼルスで迎える朝。

2012年4月のスタート、いや、考えてみれば2010年の8月に世界一周を思い立ってから

ず~っと夢見てきたゴールに地に到着しているんです。

 

ただ、まだ海岸まで行ってないせいか

まだゴールの実感が全くない(笑)

 

今日は以前からご連絡いただいていた日本人の方のお宅に

お邪魔させてもらいにいきます。

そこを拠点に車の手配や、サンディエゴなども観光させて下さるというのです。

 

しかしこのお宅が実はとんでもなく凄いのでした…汗

 

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■12月15日 朝

 

事前に教えてもらっていた住所をGoogle Mapで調べます。

 

ん?でもよく見てみると

「〇〇…. , Beverly Hills」と書いてあります。

 

これはまさかあのビバリーヒルズのことか?

ハリウッド関係者も多く住むというあの超高級エリアのことか!?

とりあえず、GPSの案内に従ってデリカを走らせます。

 

GPS:「目的地まで残り300mです。」

 

 

こ、これはどういうことだ?

 

まさかのビバリーヒルズのど真ん中(笑)!

すでにデリカの品性のないド派手なボディが浮いている…

 

そして、大通りから一本入ると…

そこはもう映画の中のような THE 高級住宅エリア

 

DSCN0235_thumb[1]

 

そこの一角に南雲さん宅はありました。

こんなところに本当にお世話になっていいのか…汗

 

IMG_3169_thumb

 

そして、ご主人の南雲さんにご挨拶♪

どうも、お世話になります!

 

IMG_3170_thumb

 

早速、中を案内して下さり

なんと、僕らの専用の部屋まで用意されてた!

 

DSCN0224_thumb[1]

 

トイレ、バス、Wi-Fiも付いてて、冷蔵庫には飲み物まで(もはやホテルw)

さらには、ロサンゼルスの『地球の歩き方』も用意されていました。

 

本当に有難うございます!(最敬礼!!!)

 

IMG_3166_thumb[1]

(カジノでの夜更かしで風邪気味の隆)

 

IMG_3180_thumb

(外にはテラス。ご主人は毎朝ここでコーヒーと新聞だそうです。優雅過ぎる♪)

 

DSCN0228_thumb

 

極めつけに、ご主人が日本食の朝ごはんをご用意してくださいました。

ウマすぎる!(日本に帰った時の感動が減りそうですw)

 

ここで、気になっていたことを聞いてみます。

 

南雲さんのこれまでのことについて!

だって、さすがにこの生活は凄すぎます…

 

※以下、南雲さんの半生をダイジェストにしてみました。

 

終戦を迎えた時は、小学校1年生だったとか。

 

東京に住んでいたそうです。

 

南雲さん:「今も、空が真っ赤になったのを覚えているよ。」

 

なんと…

 

東京大空襲を小学生で経験されたそうです。

 

ちょっと、普通には信じられない話。

 

ちなみに南雲さんの名字の「南雲」といえば

南雲中将のご親戚!?と思ったのですが、どうも違うようです。

でもよく聞かれるんだとか。

 

さて、話は戦後に移ります。

 

戦後、何億円もの借金を抱えて、南雲さんのお父さんがビルをどーんと購入されたそうです。

 

で、肝心の運営はというと、長男の南雲さんが(笑)

 

さぁ大変。戦後の混乱の中で借金を何とか返さないといけない。

 

7階建のビルには、エレベーターを設置する場所は作ってあったものの

肝心のエレベーターを設置するお金がなかった。

だから、毎日毎日、1階から7階までをダッシュで往復し続ける日々。

 

でも、パチンコ店などをやりながらどうにか

事業も軌道に乗り、借金も返したそうです。

 

さぁ、次はどうする?

 

考えた南雲さんは

奥さんと2人の娘さんを連れてアメリカに乗り込んだ!(えっ!)

 

もちろんツテもなにもない。

初めは観光ビザで乗り込んで、ロサンゼルスをくまなく偵察したそうです。

 

そこで、あるハンバーガー店と出会います。

 

そこは、ハリウッドからも近い好立地。

しかし、そこは当時二人のアルバイトが働けば全て事足りてしまう狭い店内。

 

南雲さんは決断します。

 

「よし、ここから一旗揚げよう。」

 

それからの数年は本当に想像を絶する苦難の連続だったそうです。

 

初めは家族全員でワンルームという生活。

日本でのある程度裕福な生活から一転、どん底の生活です。

 

しかし、必死に働き

地道に地道にお客さんを増やしていったそうです。

 

そうしていくうちに、次第に色々な人と知り合っていきます。

 

常連の警察官には、交通事故の時などに助けてもらったり

映画関係者の知り合いもでき、時にはパーティにも呼ばれたそうです。

 

ちなみに、よく来ていたお客さんにあの超大物もいたそうです。

 

誰だと思います?

 

もはや、音楽になんのゆかりもない僕でも知ってます。

 

そう…

 

エルトン・ジョン。

 

よくふらっとやってきては

隅っこでコーヒーを飲んでいったそうです(笑)

 

 

思うんですが、1970年代といったら

日米貿易摩擦で日本とアメリカの関係が悪くなったのでは?

と思ってしまうのですが…

 

そんな南雲さんの口から出る言葉にこんなのがありました。

 

「私たちはアメリカにお世話になってきたから…」

「周りの人が本当に色々と助けてくれてね…」

 

南雲さんの人柄の良さをとても表していると思います。

 

そして、徐々に徐々にお店が繁盛していき

それと同時に、自宅も少しずつビバリーヒルズに近づいてきたとか。

 

今では、ここで自由気ままな生活を送れるようになったそうです。

 

そんな南雲さんが

自身のこれまでの半生を振り返って言います。

 

 

人間、死ぬ気でやれば何でもできる。

 

 

南雲さんの口から聞くと、本当に重いですね。

死ぬ気でやれば何でもできる。死ぬ気でやれば何でもできる。死ぬ気でやれば何でもできる。

マジで脳に刷り込んでおきます。

 

それでは10日間、お世話になります(^^)!

 

IMG_3171_thumb[1]

 

ご自宅のすぐ裏は、とんでもなくお洒落な通りでした!

ちなみにさっき目の前をロールスロイスが通りました。

ビバリーヒルズ、ヤバすぎるw

 

おやすみなさい。

 

ラストに向けてお願いします!

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