2013年10月29日 林 季一郎

人生の楽しみ方~コロンビア流から学ぶ~

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おはようございます!

いきなりですが、皆さんは「コロンビアでの生活」って想像できますか?

 

「何か危なそう、だから、何か人も冷たそう…」

ここに来る前の僕はてっきりそうとばかり思ってました。

 

でも、実際にここに来て、一つの家庭で1週間過ごした今

日本とは全く違う、ある意味すごく豊かな生活スタイルに魅了されつつあります。

 

今日は僕が感じた、そんな「コロンビア流の人生の楽しみ方」を紹介したいと思います。

何か一つでも日々の生活の参考になれば嬉しいです♪

 

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コロンビアの一日は朝が早い

まず、コロンビアの朝はめっちゃ早いです。

 

なぜか??

 

DSCN7789

 

答えは…

 

 

学校が朝の7時に始まるから(笑)

 

 

いや最初は冗談かと思ってたんですが

どうやらここの多くの学校がそうらしいのです。

 

ある日、ホームステイ先のミゲルに聞いた時のこと…

 

 

俺:「いや~眠いね~。ミゲルはいつも何時に寝てるの?」

ミゲル:「んー、だいたい10時くらいかな。」

 

俺:「へぇー、結構早いんだね。で、何時に起きるの?」

ミゲル:「いつも4時半に起きてるよ。」

 

え…朝の4時半??

 

まだ外も暗い時間に、学校に行くために起きるんだそうです。

ちなみに、アリサさんも学校に行く子供たちの朝食の準備のために

朝5時には起きてました。本当にすごいと思う。

 

でも、そんな早い時間から始まるコロンビアの学校には

ある一つの面白いシステムがあるんです♪

 

登校時間を自分で選べる学校?

実はコロンビアの小・中学校には、2パターンの授業時間があります。

 

①朝の7時~昼12時

②午後1時から午後6時

 

そして、学校によってはどちらかが指定されていたり

もしくは、①と②から選べたりするんです。

 

そう、まさにフレックスタイム制が学校に導入されてるんです!

 

何より面白いのが、どちらを選んだとしても学校が

午前か午後のどちらか半日で終わること。

 

昼食はみんな自宅で食べますし

何より半日は自由時間になるわけです。

 

自分の子供の頃を思い出すと

日本って、子供の生活の全てが学校を中心に回ってたわけです。

学校が終わっても、部活があったりして一日学校にいたりして。

 

でも、ここコロンビアでは

学校は「毎日の生活の一部」にしか過ぎないのです。

 

では、この時間にみんな何をするのか?

 

近所の友達と遊んだり、サッカーやダンスなど習い事をしたり

近所のお兄さんお姉さんに勉強を教えてもらったりしています。

 

はたから見てると、ここの子達って日本とは違って

毎日の生活を「自分で決めて」すごく楽しんでいるように思えます。

 

そして、このことは大人になっても続いているようです。

 

仕事と私生活のバランス感覚

もちろん僕らは自由気ままな旅をしてる身分ですから

言ってしまえば毎日が休日なわけです、一応(笑)

でも、ある時ふと気がつきました。

 

平日の午前10時、町中を観光案内してくれていたパブロ。

 

DSCN7538

 

俺:「あれっ?今日って平日だけど…仕事は?」

パブロ:「仕事は、昼からさ♪」

 

その日の午後1時、外でデリカ(車)をペンキで塗ってると

地元の水道局で働くココおじさんがふら~っとやってきました。

 

俺:「あ、良かったら手伝って下さいよ~♪」

ココ:「あー任せなよ!」

 

DSCN7614

 

俺:「あれ?でも、そういえば仕事は?」

ココ:「仕事は午前中だけだよ♪」

 

こんな感じで、何故か平日の昼間にも関わらず

近所の皆が一緒に集まっておしゃべりとかして楽しんでるわけです。

(もちろん、一日仕事の人も多いですが)

 

でもそれでも、殆どの人が仕事とプライベートを完全に分けていて

いつも毎日を楽しく過ごすことを最優先しているように見えます。

というか、本当にみんな楽しそう♪

 

アリサさんたちと町を歩いていても

どこからともなく友達や知り合いが現れて、そこで世間話が始まって

側にいる僕らはほっとかれる…なんていつもです(笑)

 

そして、極めつけは夜の時間にやってきます。

 

 

ビックリする夜の住宅街の光景

閑静な住宅街にあるアリサさん宅。

午後5時頃ともなると、驚きの光景が広がります。

 

 

この地区の人たちがこぞって外に出てきて

みんなそこかしこに座り込んで話しだすんです(笑)

 

もう大人も子供も関係なく

とにかく家から出てきて、みんなで楽しく過ごしてるんです。

日本では本当にありえない光景ですよ、もう毎日が夜祭みたい。

 

数人で集まってる所もあれば

自宅の前に椅子を出して、ただぼ~っとしてる人もいて

わざわざ自宅のテレビを外に出して、皆で一緒に見てる所もあります。

 

ちなみに、日本にいたこともあるアリサさんは

日本でもこのスタイルを貫いて、夜も外で座ってたら

初めは不審者扱いされたとか(笑)

 

でも、徐々に周りのご近所さんも

一緒になって座っておしゃべりするようになったとか。

 

とにかく、この一角全体が一つの家になったような一体感。

部外者の自分でも、本当に居心地がいいな~と思えます。

 

 

一体なんなんですかね、これは?笑

本当に毎日を楽しく生きてるって感じ。

 

もちろん、ここに住んでいる人たちっていうのはお金持ちの家庭が多いです。

その余裕があるからこそとも言えなくはないかもしれないですが

それでも、ここ人たちに共通する「毎日を全力で楽しもう!」スタイルは強烈。

 

今の日本で、こういうコミュニティが続いている場所は

一体どれくらいあるんだろう。ちょっと羨ましいです…

 

コロンビア流の人生の楽しみ方

こうして考えてみると、この旅を通して会う人で本当に人生を楽しんでいる人たちって

だいたい2パターンに分かれる気がしています。

 

一つ目は、どんな辺境の地にいようと

自分の「仕事」に使命感と情熱を持って取り組んでいる人たち。

 

個人的には、大企業の人よりも、比較的小さい会社で自由にやってる方の方が

そういった意味では、楽しんでいるように思えた気がします。

もちろん、僕らが出会った人に限っての話ですが…

 

二つ目は、とにかく「私生活」に重点を置いている人たち。

とにかく家族や友人、近所の人たちとの時間を大切にしている人たち。

 

もちろん、ここでもお金があることは前提になるわけですが

それでも大きく分けたらこうなるのでは、というのが実感です。

 

で、今気がついたんですが、結局この人たちに共通するのって

「自分で考えて、自分で決めている」ということだと思います。

 

とりあえず目的は無いけど、何となくやってるとか、

やらなきゃいけないから、嫌々やってるとか、じゃないんです。

 

もちろん、表には出さない苦労も相当あると思いますが

それでも自分の選んだ道を、自分の裁量で生きているんだという自信が

その発言の節々から感じられますし、見ていて本当に羨ましいな~と思います。

 

ということで自分も…

 

日本に帰ったら、ただ目の前の事に追われるのではなくて

「自分が何を大切にしたいのか?」「そのために何をして、何をしないのか?」

といった事も考えなきゃいけないですね!

 

そう思えた、コロンビアでのホームステイ生活でした♪

 

DSCN7835

 

P.S 明日は月曜日、いよいよ船会社探しが始まります。

「えっ!?こんな小舟でパナマまで行くの?」って話です…

 

最後に切実なお願いがあります。

最後まで読んで頂いて、本当に有難うございます(^^)

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