2012年4月19日 林 季一郎

世界一周に使用した車と装備について

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車種
三菱 デリカスペースギア(自家用ステーションワゴン)
モデル
3.0 エクシード ツインサンルーフ 4WD(形式:E-PD6W)
年式
1997年(生産期間 1996年06月~1997年06月)-2012年4月出発
燃料
レギュラーガソリン / 75Lタンク(追加で20Lタンク×1を搭載)
燃費
国内走行時 5.5km/L~7.3km/L 海外では最大9.6km/Lを達成!
走行距離
購入時 65,600km(68,776kmで出発)
エンジン
SOHCV6気筒 排気量2972cc
タイヤサイズ
225/80R15(←海外でないサイズだったため、現地で探すのに苦労しました)


 

※今回の自作部分に関してはこちらのサイトを参考にしました。

1.ルーフラック・リアラダー・スペアタイヤ

ルーフラック写真リアラダー写真

・ルーフラック(かごの部分)とリアラダーはヤフオクでセットで13,500 円で購入。これと別にTHULEのスペースギア専用のベースキャリアをヤフオク(留め具は新品・棒は中古)で7,980円で購入し、オフロードセンターにて装着してもらった(ベースキャリアとラックの接合部分は特別加工)。

・スペアタイヤ(ヨコハマタイヤ)はホイール付きで計2本準備、車体底とルーフラックに1本ずつ積載。

 

2.コンソール前部分にゴミ箱など設置

ゴミ置き場改造1ゴミ置き場改造2

・コンソールの前方部分にマジックテープで、簡易ゴミ箱、ティッシュ、ウェットティッシュ、小物入れを貼りつけた。とにかく荷物が多いので、それぞれの物の定位置を決めておくと整理されて良い。

 

3.サブバッテリー

バッテリー1バッテリー2

・コンソール部分にサブバッテリーを父に装備してもらう。従って、外注した場合10万以上かかるらしいが今回は次の実費のみ。(1)Brite Starのディープサイクルバッテリー(13,390円)(2)New Era SBC-001BのIsolator(9,660円)(3)DC/ACコンバーターKV-500(5,000円)(4)MLFCケーブル(2,560円)(5)バッテリーチェッカー(1,216円)で、計31,826円。

・バッテリー箱は余った木材を釘とボンドで組み立て、まわりに革布をガンタッカ(打ち込む式のホチキス)で打ち付ける。

・バッテリ箱の上部は小物置きとして利用。睡眠時には携帯やカーナビなどはここに隠して、外から見えないようにする。

 

4.後部ベッド

後部ベッド1後部ベッド2

・今回のメイン自作。上記サイトを参考に作成。但し、ジョイントパイプはプラスチックのものが売ってなかったので鉄製のもの(商品名スペーシア)を使用。とにかく、長さを測って、計画して、電動パイプカッターで切ってと、試行錯誤の繰り返し。何度も返品や追加購入でDIYショップへ行くはめに。尚、今回はあとで調節がきくようにジョイント部分を接着剤で固めてない。

・座席は第二列右側のシートのみ残し、全て取り外した。イスは下のレールもとりはずす。

・ベッドの板にはコンパネを使用。4枚に分けて電動ノコギリで形を調節、それぞれ断熱材(寝袋の下に引くやつ)をガンタッカで張り付け、その上をパンチカーペットを覆う(ガンタッカ使用)。

 

5.車内カーテン(前席と後部座席の仕切り用)

カーテン1カーテン2

・通販で購入した車内用カーテンを設置。そのままでは留め具が弱くて外れやすいので、留め具部分をねじで固定し、ロープ中央部分を天井に留めた。正直、市販のものを購入するよりは、簡単なカーテンレールを買ってきてしっかりとしたカーテンを設置した方がいいと思う。

 

6.バックドア(内側から開閉可能に・荷物ネット設置)

バックドア1バックドア2バックドア3

・デリカのこのモデルは室内からバックドアを開けられないの。まず、バックドア内側のパネルをはずし、ビニールシートの接着部を丁寧にカッターで切ってはがす。後は、針金をロック部分にひっかけてそれを引っ張れば開くように調節。大丈夫そうなら、ビニールシートとパネルに穴をあけて針金を外まででるようにする(パネルを戻すはかなり面倒)。今回は取っ手部分をプラスチックのものでカバーしてみた。

・100円ショップにある自転車カゴ用のネットを2つ買ってつなげて大きいネットにし、それをパネルにねじ止め。ネットについてたひっかけ金具は全てネットの上部につけ、カーテンレールにひっかけられるようにした。

 

7.後部座席用テーブル

後部座席用テーブルの写

・余ったジョイントパイプと木材で作成。右側は窓枠にのせ、左側のみジョイントパイプで支える。使わない時は取り外しできるようにしたが、実際はあまり使用していない。

 

8.室内設備(物干しポール・後部ラック)

物干しポール後部ラック

・100円ショップでアルミラックやそれ用の小さいカゴがひっかけ部分を購入し、車内後部の両側に留めつけた。日常的に使うサプリなどの他にシャンプーなどもぶら下げている。

・DIYショップで伸縮可能な物干しポールを買ってきて、長さを調節して天井の取っ手部分に針金で留めた。干し物や物をつるす時に使う。

 

9.バックドアの支え

バックドアの支え

・リアラダーやネットを装着したことで、バックドアを開けても重さで勝手に落ちてきてしまう(これは本当に邪魔くさい)。そこで、ダンパー部分に100円ショップで買ってきた適当なものを挟んで支えるようにした。他にも色々な対策法があるようだが、個人的にはこれが一番楽な気がする。但し、支えを残したままドアを閉めると支えが粉砕するので注意。

 

10.収納

収納部分1収納部分2

・デリカの室内は天井が結構低いので、ベッド上部分の居住空間を出来るだけ確保しようとすると荷物の置き場は結構少ない。基本的には、側面に各自の衣類などを入れる個人専用プラスティックケースを1つずつ。後は、共同のものを後ろからベッド下に収納。荷物、特に衣類はほとんど持っていっていない(ほとんどの物は現地調達が可能)。

 

11.その他

・夜間の防寒対策として断熱材を窓枠にあうようにカットしたものを作り、すっぽりはまるようにしたが使用せず。実際、外が-10℃とかでもデリカの車内は結構暖かいため、寝袋(-15℃耐久)があれば乗り切れる。但し、厳冬期はやはり必要だと思う。

・市販の網戸用の網は購入済して、防虫ネットを作ったが、あまり役に立たず、アフリカでは蚊地獄だった。ここはちゃんとした対策が必要です!(車用の防虫ネットの既製品もアリだと思います)


 

今回の整備は全面的にオフロードセンター(府中・東京)さんにお願いしました。

※整備内容は資金的なことから本当に必要最小限に抑えています。

整備内容1整備内容2

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