こんにちは!Buenos dias!
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◆7月11日 午前6:45
起床。
外の明かりが入ってこないので、部屋は真っ暗だ。
まぁ、どうせ外も暗いけど。しかも、どうも今日は朝から雨が降ってるらしい。
一応、二段ベッドの下で寝てる隆を起こさないように
カサカサと動き出す。(あ、起きた..かな?)
そう、今からウルグアイに行くのです。マジで嫌だけど…
寒い、暗い、雨降ってる、眠い、面倒くさい、チケット買ってない、どこで売ってるかよく分からない…
理由をあげれば幾らでもあるけど、行かなくても済む方法はないから、
行く!
(その理由はコチラ⇒「7/10 難航!船会社との価格交渉」)
一階のロビーに下りていく。
午前7:15、もちろんまだ電気もついてない。
朝食の準備をしてた、宿の人に聞いてみた。
自分:「Donde puedo comprar el billete a Colonia?」(多分「船のチケット売り場はどこですか?」)
(さぁ、ここ数日のスぺ語学習の成果でるか!?)
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向こう:「!”#$%&’%&’。」
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いや、聞き取れない~~!
よって、通じたかどうかさえ分からない~~~!!
(とりあず、サンキュー…と分かったふりをして宿を出る)
隆から借りた折りたたみ傘をさして
まだ明けようともしない、漆黒の街中へと踏み出す。
(あー、マジでこれからウルグアイ行くのか…行けるのか?)
地図を頼りに、とぼとぼ歩いていく。
でも、「ここだよ」と言われた場所には、何も存在しなかった。
そこら辺にいたおじさんに聞いてみる。
「!”#$%&’」
…スペイン語理解への道は、まだまだ遠いようだ。
結局、直接フェリーターミナルに行ったら、チケット買えた。
なんだよ、まったくもー。
ちょうど8:45発のフェリーがあったので、その場で購入。
待合室には、朝早いというのに観光客が百人以上いた。
これから行くウルグアイの「コロニア」という街は、一応世界遺産らしいのだ。
まぁ、そんなことは俺には関係ない。
目的は$を持って帰ってくるだけ。
この雨だし、とにかく一刻も早く宿に帰るぞ!
チェックインを済ませると、次は出国スタンプをもらう。
それも終わって行こうとすると
「いや、次はそこだ」と、すぐ隣を指さされた。
ん…。なんと、ウルグアイの入国スタンプ押すとこだった!
おいおい、まだアルゼンチンだぞ。
船内は、テンションの高い観光客で賑わってる。
あれ、でもよーく見てると、こっち同様に面倒くさそうに座ってる連中もいるな
どうみても観光客じゃないし、となるとドル引出し組だろうか。こう見ると結構いる
これは負けてられない。
というのも、事前調査によれば、
「皆がウルグアイのコロニアにドルを引出にいくので、ATMのドルがすぐなくなってしまう。だから皆、朝一の船で行って、先を争う。」という。
帰りの船も取っちゃってるから、絶対に今日中にドルを手に入れて帰るしかないんだ!
1時間で、ラプラタ川の対岸「コロニア」に到着。
フェリーを小走りで下りて、ATMへ直行!
カードを入れて
暗証番号入れて
さぁ、頼む!出てこい!
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「OUT OF ORDER…」(ダメー!)
まさか!嘘だろ、一足遅かったか!ヤバいどうしよう…
いやでも、この街にも他に銀行があるはずだ!
すぐにターミナルを出て、街中へ。
近くにあった、銀行に駆け込む。
しかし、すでにそこにもATM待ちの人の列が!
嘘だろ!しかも、出てくる人出てくる人がみんなこの世の終わり、みたいな顔してる。
俺の番になった。
そして案の定、ここも「OUT OF ORDER」だ。
しかも、何故かATM自体を壊してしまったっぽくて、もう動かなくなった(笑)
(あとの皆さんごめんなさい)
これはヤバいことになってきたな。
帰りの船まで、あと4時間
それまでに1800ドルを手に入れなくてはいけないのに
さもなくば、7万円も高い、25万円を払わなきゃいけない。そんなのありえないでしょ!
次の銀行。アウト
その次の銀行。お休み
そのまた次の銀行
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(カサカサカサカサ!カシャーン!)
え、マジ!?$$$$$$!!!
やったー、出た出たー!
というわけで、どんどん引き下ろしていく。
しかし、カードの上限は10万円だったのか、900ドル出したところで使えなくなった。
まぁ、大丈夫。カードは新生銀行とみずほ銀行の二枚もってるのさ。
(ピーピー)
「INVALID CARD…」(無効なカードです)
え、ウソでしょ!
しかし、何度やってもダメ。他で試そうと思って、銀行を出た。
とその時、
「あー!」「OH~!」
なんと、同じ宿の人、しかもこの間一緒に闇両替に行ったベネズエラ青年が、
同じATM待ちしてたのだ、しかも俺の次に…
「いやー、お前もここまでドル引出しにきたのか(笑)」と
異国の地でのまさかの出会いを喜ぶのもつかの間、早速、他に銀行がないか聞く。
しかし、教えてもらった他の銀行で試してもこのカードは使えなかった。
まだ必要額の半分しかゲットしてない。万事休すか
あ、でも、このカードの上限額の基準って、日本時間の0時じゃなかったけか!?
今がこっちの時間で午前11:49、日本時間では午後11:49だ。
これが正しければ、あと10分ほど経てば、また下ろせるってことじゃないか!?
いや、もうそれに賭けるしかない…
そして、運命の時がきた。
12:00。
さぁ、ラストチャレンジだ。
(ピーピー)
(カサカサ)
お!
はい、キターーーー!!$$!!
完全勝利。
あとは帰りのフェリーを待つ間、反省を生かして、スペイン語を詰め込んどく。
一人寂しく
16:45
さぁ、船の時間だ。隆の待つアルゼンチンに帰ろう。
18:10、対岸のブエノスアイレスに到着。
短いウルグアイ旅行も終わりだ。いや~疲れた。
そして、宿までの帰り道、この間の闇両替所によってみると、
まだ開いていたので、その場で1800ドル全てをペソに替えてもらった。
しかし、今回は額も額だ。
相手のおっさんもドルの札束を見るなり
「ちょっと横の部屋に入れ」というような目くばせをしてきた。
少し怖いな。
指定されたブースに入ったとたん
「ガチャン!」と自動的にドアがロックされた。
おいおい…大丈夫か?
そして、ペソを受取り、去ろうとすると
おっちゃんも「チャオ!」とニヤニヤしてる
まさか、偽札とかじゃないだろうな。
そんな疑惑ももちながらも、見分けようがない。
もう遅いし、早く宿に戻ろう。
そして、帰宅。
と同時に、隆が「財布失くなったーー!」と言う。まじで
LOOKの混乱はまだ続きそうだ。おやすみ