こんばんは。
快適な日本滞在も残すところ、2日。
さすがに今晩あたりには荷物の準備を始めなきゃと強く思ってます…
ちなみに、南米から北米にいたるまでのルート、
一昨日、知人に紹介してもらったコロンビアの方の助けを借りてざっくりと立ててみました!
でも、車にガイドブックを置いてきてしまった…ので、観光地とかは正直何も調べてません!!
どこか、おススメな場所があれば、コメント下さい(^^)
※暫定ルートはこちら(GoogleMap) ↓ ↓ ↓
http://goo.gl/maps/ypYLe
さて、日記ですが、「資金集め」編の続きです。
失敗が続いていたなか、ある出会いが….
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◆5月16日
この日、それまでの協賛集めがあまりに失敗続きだったこともあり、
このやり方では駄目だと思って、ある方に相談しに行きました。
実はこの方、昔ご自身でも「協賛を集めての世界一周」をされている方で、
去年の出発直前に、「会いましょう!」と連絡をもらい大阪で話をさせてもらったのです。
(実は、昨日紹介した、LOOKが紹介されてる『自分の仕事をつくる旅』も、この方経由でお話しをもらってたりします)
それで色々お話しを伺うなかで、「企業のメリットをもっと前面に出した方がいいよー」等々一通りアドバイスを頂戴したわけですが、
それが終わると、その方の知り合いが至急手伝って欲しい作業がある!ということで、
特にやることがなかった自分は二つ返事で「行きます!」ということで、急遽近くの事務所へ。
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そこで1時間ほど、軽作業を黙々とこなす。
「いや~、今はこういう何も考えない作業が落ち着くね~」なんてやってると、
突然そこにいた方から
「明日、凄い人との朝食会あるけど来る?」
という謎のお誘いが。
自分としては
(ん??朝食会?何だろうその高尚な感じ..?)
(しかも、時差ボケが治ってないから朝早いのちょっとなぁ~)
と迷うも、絶対来た方がいい!と力説され、とりあえず行ってみることに。
その帰り道、
夜道をとぼとぼと歩きながら、
明日のことを考えてると
「あれ、ていうか着ていく服とかあったっけ…?」
となる。
デリカの車内に服をほとんど置いてきた俺ら、
手元にあるのは、アフリカの日差しでアフリカ色になったジーンズとか?
案の定、自宅に戻ってみると、辛うじて昔のスーツは残っていたものの、革靴も鞄も「カビたから」ととっくに捨てたと言う…
ヤバいぞ!すぐに、隆に連絡をとって、急きょ靴やら鞄やらを自宅まで取にいくことに。
(隆の家とうちは、徒歩15分くらい)
明日大丈夫なのか、こんなんで…
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◆5月17日(翌朝)
朝の6時に起床。
まだアフリカタイムの自分にとっては、実質的には朝の2時くらい。
よーするに、眠い
しかし、家を出る。
誰か凄い人がくるらしいし、朝食会というんだから何かうまい物が食べるかもしれないし
久しぶりのスーツ(昔は塾講師やってた時は毎日着てた)
家にあった謎の古いベルト
そして、隆の靴と鞄
….うん、完璧だ。
昨日教えられた渋谷の会場にいくと
すでに何人かの方が、緊張した面持ちで待っている。
どうやら今日は、ある著名な経営者を囲んでの会ということらしい
こんな慣れない場所で、どうも凄そうな人達
しかし、全員でも10人くらいの規模感
あまりの緊張で、スーツの中は汗ダラダラ
そして、ついにその方登場!!
一瞬で室内の空気が、ピシッ!と締まる
皆さんが凝視するその先を自分も見つめる
杖をつきながら、ゆっくりと部屋に入ってこられたのは…
そう、
スーパーマーケットの『ライフ』を一代で築き上げられた
恥ずかしながら、自分は全く知らなかったのだが
(※直前のwikipedia調べによると)
今年で御年87歳にして、現役の経営者
まさに戦後の闇市から始まり、戦後の復興、そして高度成長を牽引してこられた
まさに流通業界の重鎮(ドン)!
その方が、今、目と鼻の先に
(有難いことに正面に座れた)
ついこの間まで、アフリカで土とホコリにまみれていたのに…
「うわー、すげー!」と、ここにきてテンションが上がる
そして、これまで経験してきた事などをお話されるのだが
すべて歴史の教科書に出てくるような内容でビビる
「凄すぎる…」と
これまで背負ってきたもののオーラに圧倒されていると
「それでは質問タイムにします。聞きたい事はないですか~?」
お、これはチャンス。というわけで、
自分:「たとえ時代が変わっても、我々のような若いものが、
忘れてはならないこと、心に留めておかなければならないことは、何でしょうか?」
と、恐る恐る聞いてみた。
少し間が空いたのち
とつとつと、若いころの経験を、語って下さった
(※少し前の事なので、若干、僕の記憶が曖昧な部分もあるかと…)
清水会長:「僕の若い頃というのは、家も無かったし、食べる物もなかった。
その時の『困窮した経験』は、今でも忘れない。
今の時代、困窮するという経験はないかもしれない
でも、そういった経験をした人は強いです。
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その後の人生で、僕は誠実に、そして王道でやる
ということを大切にしてきました。
何かの商談をするときもそう、誰かに会いたいと思う時もそう
ヘタなツテは使わない。
『いきなり窓口や受付に行って、社長に会わせて下さい』って言う。
時には、お宅の前でずっと待ってることもある。
そんなわけだから、もちろん何度も断られる。
でも、その思いはいつか伝わるし、そうして出来た信頼関係というのは本物です。」
衝撃的だった…
今まで自分は何をやってきたのか!あまりにも他力本願だったのではないか
自分のやってきたことが突如として恥ずかしくなってきた…
バイトで溜まる額じゃないから支援を募ろう。その考え方が間違っていた。
スタートでたまたまラッキーで支援をもらえてことで、いつの間にかそれに甘えてしまっていたのだろう
でも、よく考えてみれば、当初の俺らの考えはそんなことでは無かったはず
「自分で貯めて自分でいく。自分のやりたい冒険をする。そして、それを皆と共有したい。それが絶対面白いから!」
そんな当初の思いはどこへやら、いつの間にか甘ったるいダサい感じに…
もちろん、支援してくれてる方の期待には全力で応えたい。
それでも、やっぱりこの旅は俺らの挑戦だ。
ここで、今一度その原点に戻りたいと思います。
もっと泥臭くて、超かっこいい旅に。
スーツを捨てて、サンダルに戻ります(笑)
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◆番外編~お世話になってる方への挨拶回り~
一時帰国中にご挨拶させてもらった方々を写真とともに紹介します!
グローバルデータさん
海外でPCやスマホが1日定額480円~利用できる「イモトのWiFi」を1年間協賛して頂いていました。有難うございました(^^)!
オフロードセンターさん(@東京・府中)
車のことを見て頂いている斉木さんご兄弟。どうやら、“ジープの聖地”と言われるほど、凄い所らしい。まだまだお世話になりそうです(笑)
イメージワークスさん(@大阪)
LOOKのロゴを作って、貼って頂いた会社の代表の中澤さんです。今回のご挨拶でも、ご馳走さまでした!
廣翔記(@横浜中華街)
僕と隆の元バイト先の皆さんに会いに!フカヒレ専門店の特大フカヒレ(^^)すごい!
ウズベキスタンでお世話になった学生さん
向こうで1ヶ月お世話になった学生たちが、本当に日本に留学に!ということで、今度はこっちが日本料理をご馳走してあげました。もちろん、ムスリムなのでビールはアルコールゼロ~
今日は、こんな感じで、また明日!