2012年6月19日 林 季一郎

地下の馬解体現場

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昨日の反省を活かして、今日は日差しが当たる直前に起きて日陰に避難。8:00くらいだろうか。朝飯をご馳走になり、11:00までドストンの部屋で寝っ転がりながら日記を書いている。11:00になればドストンが勉強から戻って来て、観光ガイドをしてくれる予定だから。扇風機をガンガンにしてやっとのことで汗が噴き出すのを防いでる。10:00にもなれば、外は40度近くにまで上がる。一歩でも外に出れば、陽射しがえげつない。熱で俺のクロックスが変形してる…いや関係ないか。とにかく、暑い。

ドストンが帰ってきて、車で街の中心へ向う。今日こそはと意気込んで出てきたものの、この暑さだ、今日も図書館と、戦後の日本人抑留者も建設に関わったナボイ劇場だけ行ってあえなく帰宅。それでも、「1966年にタシケントを襲った、巨大地震でも日本人の建てたここは倒れなかった」と言われているのだから、日本人としては嬉しい限りだ。

ドストン家に帰宅して、お昼をご馳走になる。近所のガキンチョも俺らに慣れてきたのか、金魚の糞みたいに後をついて来る。16:30までまた扇風機の前で日記の残りと、荷物で届いた『銃・病原菌・鉄』の本を読み始め、暫くすると、17:00になったので、再びドストンを乗せ、カザフビザの受取と、ドストンのおじさんの家に馬肉をもらいに行く。ドストンについて、肉をさばいてるという地下室に降りて行く。

どうみても怪しい所だ。薄暗い空間にグロテスクな肉片が散乱してる。真ん中には馬のモモから下の足がまるごと、どん!と置かれ、その周りを少年達が囲みながら、せっせとナイフで肉をさばいていく。うわぁ~こんなの見たらもう食えんよ。

とりあえず、肉をもらいドストン家に帰宅。プロフをご馳走になる。いや~三食ともご馳走になってしまった。しかも今日で4泊目、有難う!飯後は、庭のベッドでみんなでグタグタ。日中とはうってかわって涼しくなったこの時間は最高だ。

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