2012年6月10日 林 季一郎

フェルガナでホームステイ

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朝、朝食をごちそうになり、敷地の中をぶらぶらする。

中央の庭を口の字に家がぐるっと囲んでいる。相当広いのだがこれでもここでは小さい方らしい。その家の子が、色々見せてくれると言って、俺らのipadを持って楽しそうに牛、アヒル、鶏を撮っていく。その後ろを俺がついていくんだけど、家にはブドウの木、アプリコットの木もあって、待ってろって言うから見守ってると4m程ある木をするする登って行く。そして豪快に揺らしたかと思うと、あぶねっ!頭上からアプリコットが大量に降ってきた。その落ちたやつの拾って、土もろとも口に放り込んだ。次は俺の番、下痢覚悟でえいっと一口。じゃりじゃり。味は悪くないのだが。

そして出発の時になり、車にサインを書いてもらい、お礼のお土産をおばあちゃん、お父さん、お譲ちゃんにあげて、最後に記念の集合写真。どこからともなくどんどん人が集まってきて総勢20名程にもなる、いい記念になった。

そのまま家を出て、さあフェルガナに行くのかなと思ってたら、お父さんがデリカを運転したいということで俺が助手席に乗って、道行く村人にいちいち紹介されてまわる。

そのようやく出発。しかし、ここでもフェルガナはまだだ。近くのリストンという町にある実家に是非招待したいということで、行くとこれまた飯が大量に出てきた。医者の家系らしく、家の中もかなり豪華だ。

「いや嬉しんだけどさ。もうこれ以上食えないぞ。」それでも次から次へと料理が運ばれてくる。「さっきウズベクの評価が75点っていってただろ、それを100にするまで食ってもらわないとね」いや~そういうことじゃないんだけどな(笑)

結局、食った後に昼寝までさせてもらって、ようやく2時ごろになって町をでた。しかし、フェルガナまでついて行って、街を紹介してくれるらしい。なんとまぁ親切な。

街につくと、そこの住んでるという友達をわざわざ呼んでくれて、一緒に丘の上にあるイスラム教の神殿に連れて行ってもらう。ここフェルガナは、中央アジアのイスラム教の中心的場所としてソ連時代も密かに信仰が生き続けてきた場所だ。地元の人しかいかないというその場所、いいものを見れた。

その後は地元の魚料理をごちそうになる。

ここでみんなと別れ、再び俺らだけでフェルガナ盆地最後の町アンディジョンに向かう。1時間半程でついた街は、まだ建造中なのだろうか、殆どの建物は空っぽで、何とも物寂しい空気が漂っている。独立後に急進的なイスラム主義が反政府的な動きの活発なこの街は2005年に政府による大量虐殺が行われた過去がある。その爪痕がまだ残ってるのだろうか。

ネットカフェに入り、メールだけチェックすると、イランビザから「パスポートが見当たりません。もう一度送ってください」とあった。はぁ??この間、「コピーを受取ました」ってメールしてきたじゃねぇかよ。ふざけんなよ!!

とりあえずコピーを再送した後、近くの比較的新しいレストランで時間をつぶして、23:00くらいに車に戻り寝る。まわりの雰囲気が少し危なく感じたので、途中で場所を移動した。

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