2012年6月15日 林 季一郎

【隆日記】ウズベク学生の勉強への執念

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今日は朝一でカザフスタンVISAをとらないといけないので朝七時に起床。庭での睡眠が気持ちよすぎて結局一時間の寝坊。ウェイティングリストに名前を起床し一時間くらい待ってようやく僕らの番に。中に入ってからはまあまあスムーズに事が進み”一週間で発行できるよ”と。”もうちょっと短くできない?”と毎回の質問をしても案の定”ニエト(無理)”。まあ仕方ないかなと帰ろうとすると、”いつがいいの”と引き止められる。そしてなぜか”君らなら特別にいいよ”と四日で発行してくれることに。ほんと適当で嫌になるけど、まあラッキーだ。

お次は日本大使館に向かう。最大の問題レジストレーションを解決するため大使に会わなくては。日本の大使館はやはり別格の対応で係の人もしっかりしている。やっぱり日本は違うなぁ。そしてすぐに領事の方が登場。なかなか気さくな人でお堅いイメージとはかけ離れていた。事情を説明すると車でここまで来る人なんて初めてだと領事の方も困惑気味。いろんなところに電話をかけてくれたが、結局一緒にOVIR(警察署)に行くことに。

数時間後に待ち合わせをし、日本語ぺらぺらの相棒さんを運転手として引き連れ高級車に乗り込む。領事の方と相棒さんはナイスコンビで二人の掛け合いが面白い。

OVIRに到着し、僕らにレジストレーションは必要ないといった警官を出してもらう。相棒さんが事情を聞くとやはり必要ないという答えが。車で入国した場合に限りレジストレーションをとる必要はないと。そのことは何かしらの法令408条でしっかりと制定されているから安心しろと。・・・よかった。もちろん夫馬さんですらそんな法律知る由もなく、おそらくウズベキスタンの警官が全員知っているとは到底思えないが、その人の電話番号を教わり国境でもめたら電話しろと相手も自信満々。レジストレーションの問題はひとまずこれで解決。良治さん相棒さん本当にありがとうございます!

次は授業で知りあったファラフ君が東洋学大学の寮に案内してくれることになっていたので、彼と待ち合わせる。ファラフも日本語がめちゃめちゃうまく、一日どれくらい勉強しているのか尋ねると驚愕の答えが!まず8:30-13:30までは大学の授業。授業が終わったら日本人センターに直行して14:30-18:00まで日本語の勉強。寮に帰ってから21:30まで寝て、なんと22:00-04:00までまた日本語の勉強!しかも携帯は勉強の邪魔だから持っていないらしい。すごすぎる・・・こんな学生いるのか!!ファラフは今年筑波に留学できたけど奨学金が毎月8万円までしかでないので、今年のは辞退して来年もう一度テストを受け直し、最高ランクの12万の奨学金をもらって日本に留学する予定らしい。ウズベキスタン恐るべし・・・

寮に到着するとすぐさまプロフ作りにとりかかる。プロフは出来上がりまで三時間くらいかかるので、おそらく夕飯は10時過ぎになるかな。その間に散歩したり卓球したりと寮の学生と戯れてタシュケントの学生生活を満喫。グラウンドではサッカーしてるし、夜は皆でEUROの観戦をしたりとなんかまさに青春で、すごい羨ましい。

予想通り10時過ぎにやっと夕食のプロフが完成し、10人ぐらい集まって食事。大量のプロフを完食しファラフの部屋で寝る。長い一日だった。

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