10:30起床。やば、アルメニア大虐殺博物館の開館が11:00で、ミネコさんを迎えに行くのが13:00。間に合うかな。
11:30にどうにか博物館に到着。
ジェノサイド。この場合、民族浄化とでも訳すのだろうか。そもそも、アルメニア人がオスマントルコに一次大戦中に虐殺されていたことなど知らなかった。もちろん、持ってきた世界史の教科書にも書いていない。考えてみれば、カスピ海西岸のアゼルバイジャン、グルジア、アルメニアといった国の事なんて、日本じゃほとんど気にもされてない。まぁニュースになったとしても、ロシアのグルジア進攻とかアゼルバイジャンの石油とかぐらいだろう。日本と関係ないんだからしょうがないのかもしれないが、ナチスの行ったホロコーストと同じレベルの話だ。少なくともここでは僕らの知らない歴史や今がある。アルメニア人大虐殺の他にもだ。
まず、アゼルバイジャンとアルメニアはナゴルノ・カラバフという領土を巡って今も対立状態にある。国際的にはアゼルバイジャンの領土とソ連が決めたらしいが、実際はアルメニア人がほとんどで、今はアルメニアが軍事占領しているという。興味深いのが、アゼルバイジャンで地図を見るとそこはアゼルバイジャン領で、アルメニアで見れば当然のようにアルメニアに含まれて表記されているのだ。というか、他にもお互いが相手の国に自国の飛び地を持っているという意味の分からない状態になっている。ちなみに、大虐殺の事が原因で、トルコとアルメニアは今も仲が悪い。両国間の国境は今も閉鎖されてて通れなかった。
そうこうしてるともう1時になってしまった。合流するミネコさんと待ち合わせしてたのに…
で結局13:30に待ち合わせ場所につき、何とか合流できた。そのまま出発。 18:00グルジアへ入る。
22:00山道に入る。あたりは漆黒の暗闇。23:00山道がダートになり、急に険しくなる。少し不安 23:30途中、雨水が道を横切り、崖下へ流れている。滑ったら俺らも終わり。結構不安 24:00頂上付近で車中泊することに。近くにあった山小屋に入ると、地元のおっさん達の飲み会に巻き込まれ、その後の記憶は無い。確か君が代とか歌ってた気がする…
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