生まれて初めてガス欠を経験しかけた。今回は本格的に危なかった。今まではガソリンがEmptyまで下回っても絶妙のタイミングでガソスタが見つかっていたが、カザフスタンをなめていた・・・
デリカはガソリンの残りが9リットルになると交換を促す赤ランプが点灯する。その時は既にランプが点灯し30キロぐらいは走っていただろう。一向にガソスタがない。そしてようやく遠くにガソリン交換のマークを発見し一安心かと思いきや、なんとそこには次のガソリンスタンドまで70キロという絶望的な数字が書かれていた。残りはどうがんばっても30キロぐらいしか走らないところ70キロ先までガソリンを補充できないのである。途中で車が止まることを覚悟して、なるべくエンジンに負担をかけないように80キロで一定に保ち無心で走り続ける。手に汗握るとはまさにこのことで後はデリカを信じるのみ。
どういう訳かその後50キロ程走ってくれて、もうどこで力尽きてもおかしくない状況で、奇跡的にガソスタが見つかった!正規のスタンドとはほど遠い体裁であったがなんとか命を救われたのである。