2012年5月22日 林 季一郎

激走900km!古代遺跡を通る

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6:30にはアラルの街を出た。いつもの如く現地通貨が残り少ないのが若干気がかりだが、とりあえず出発。油断するといつもこうだ。

とは言っても、アラルの町に入った時にipadの電池切れでスライドショー用の写真が撮れなかったので、わざわざ街の外にでて引き返して撮影する。エベレストを登りながら自分で動画で撮影してる栗木さんも、撮ってはもどっての繰り返しみたいだけどまさにそんな感じ。若干、茶番だかこれも大事な作業。スライドショーも案外大変だ。

街をでたら、あとはひたすら目の前にある道を延々進むのみ。遮るものが何も無いから、日差しがえげつなく車内にさしてくる。気づけば両腕も大分黒く日焼けしてきた。

少しでも風を入れようと天井窓を開ける。しかし、その窓の下についてるスライド式の日差しよけの板がぶっ壊れてるから大変。ちょっと油断すると、ボン!って外に吹き飛ぶわけ。そのたびに、車を引き返して探しに行かなきゃいけなくて、拾って何とか次は飛ばないようにって付けるんだけど、それでもまた油断するとまたボン!だよ。もう3回もとりに戻ってるしうんざりだ。


※ 飛んでった日差しよけ

次第に砂漠地帯を抜け、若干の緑が地面をはうようになる。
そして、その辺りにあるのがロシアのスペースロケットのBaykonur発射基地で、道路からもデカイアンテナとか施設の一部が見えるわけ。

もちろん、地球は青かったガガーリンもここから旅立ってるし、結構すごい所なんだけど、まさかそれがカザフスタン、それもこんな辺鄙な土地にあるとは思わなかった。ロンプラによれば、この土地はロシアに貸与されてるらしい、少なくとも2050年までは。前に通ったセメイのセミパラチンスクの核施設もロシア領みたいだし、これって日本とアメリカの関係に似てる。日本の中にもいくつも基地とかあるしね。そう思うと日本みたいなとこって結構世界では普通なのかなって思うよね。

さらに進む。今日はアラルから900kmにあるシムケント(Shymkent)の町まで行くつもり。さらに途中で、かつてシルクロードの街として栄えたサウランの遺跡(かなり保存状態がいい)に行って、道端にいた陸ガメを持ち上げたらションベンかけられてまじかよ…ってなって、トルキスタンって街にあった世界遺産Yasaui Mausoleumに寄って、深夜1:30にようやくシムケントに着き就寝だ。

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