ロシアのノボシビルスクと経度は変わらないのに、カザフスタンに入るとなぜか一時間時計がもどる。そのせいで今日は6:30に目が覚めてしまったよ。ぼ~と、iPadで昨日途中まで読んでいた『三四郎』の続きを読んでみたけどすぐ飽きた。シャワーに入って、隆とホテルの朝食にいくと、くそ甘いリゾットがでてきた。下痢気味の隆にとっては逆に好都合らしく、隆の目玉抜きの目玉焼きと交換してもらった。
その後、隆はやっぱり体調が優れないらしいので、一人散歩にでることに。
町に出ると、びしっと決めた警官、そしてカッコつけた騎兵隊があちこちでたむろしてる。
道の脇ではずらーとバーベキューセットみたいなのが並べられ、焼き鳥的な準備が進められている。
町の中心の広場に行けば、綺麗な衣装に身を包んだ子供達が風船を持って楽しそうに沿道に並んでいる。5月9日、そう今日は第二次大戦の戦勝記念日なのだ。ドイツ降伏は本当は5月8日だが時差の関係で旧ソ連圏では9日。ちなみに、1876年の今日、上野公園が日本初の公園に指定されたらしい、どうでもいいな。
そんな訳で街中は大騒ぎ、広場は人でごったがえし、もちろんその余波で行きたかったドストエフスキー記念館などはすべて休業。まあかわりになかなかいいものを見れたからいいかなと思って広場に戻ると、警官、軍人、女性の隊、がぞれそれ戦車を先頭に行進して広場に入場してきた。
映画『戦場にかける橋』にでてきそうなテンポのいい曲が流れていて、まさに映画の中の世界に入り込んだようだ。もちろん観光客は俺一人。いいね。
あれ?でもよく見ると行進の隊列が所々グダグダだな。しかも、一旦曲が途切れると、あちこちで前と後ろで話してるぞ…おい、シャキッとせい!と言いたくなる笑。アットホームな感じのパレード、これもまた良い。