2012年5月11日 林 季一郎

【隆日記】未来の街

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副島隆彦氏はここアスタナを数年後アジアの中心となると予想している。事実、アスタナには夢がある。そう感じざるを得ない一日だった。実を言うとカザフスタンという地に対して広大な草原や砂漠といった他にこれといったイメージは持ち合わせていなかった。そのため、首都アスタナの巨大さには少し出ばなをくじかれた。ロシアでは見ることのなかった高層ビルが整然と立ち並び、今まさに巨大なモスクや謎のピラミッドが完成されようとしている。

独立記念会館では首都アスタナにおける2030年の都市像を巨大な模型にして公開している。計画通りに進めば今後アスタナを中心に世界が回る日が来るかもしれない。そこでは今現在の開発はまだ序の口であって、壮大な都市計画が動き出していることがまじまじとわかる。現在のアスタナは実は日本人の黒川紀章氏も計画に参加したらしい。意外な接点に親しみを覚える。どことなく今の日本人が忘れてしまった発展に対する希望をアスタナの人々からは感じられ、率直にうらやましい。

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