ん～、昨日は半袖でも暑かったはずだが…なぜ?雪??
外に出ると、昨日は暗くて気付かなかったが、雪をまぶした山脈が360°取り囲む壮大な景色の中で眠っていたようだ。
フロントガラスにも15cmくらい雪積ってるし、最悪だ。空いたペットボトルを使って少し雪を払いのけては、手をポケットで暖めて、また除けての繰り返し。そうこうしてると隆が起きてきたが、今日も絶不調の様子。一昨日の水シャワーが原因だろうけど、二日続けてダウンは心配だ。薬飲んでるのに。
念のため俺もマルチビタミンを3錠程飲んでおく、そして出発。とにかくカザフスタンに入る前に、スライドショーやらワイパーやら全部整えてから行きたいし、隆の体調もあるから今日は町まで戻る。
そして走り始める。気がかりなのは、ガソリンが残りわずかなことと、現金が二人合わせて100円もないこと…。いやマジどうする！？ とにかくカードが使えるスタンドがあることを祈るのみ。
休みもなく走る走る。時々、羊だ、牛だ、馬だのが道を塞いでくる。”プップー！”してやっとのそのそと動きだすふてぶてしさ。 砂漠地帯を抜けると、再び両側に岩肌が迫ってきて、すぐにゴツゴツした山道に入った。峠を越えるころには、曇り気味だった空も塗り絵みたいな青空に。かと思いきや、その直後には突然吹雪になったり、一瞬だけ豪雨になったりと、もうめちゃくちゃな天気。
この時点でガソリンゲージはとっくにEmptyになっている。 そのタイミングで、若者が次の町まで乗せてほしいってことで乗せてあげることに。いやそんな場合じゃないんだが、止まってるとこを問答無用に乗ってきたからしょうがない..
そしてついに、カード使用可なガソリンスタンド発見！いや助かった！無事に青年も村に送り届け、初ヒッチハイク受け入れを終え一安心。
そんなこんなで20:00頃にはBarnaulの町に入った。
さすがに二日ぶっ通しの運転は腰にこたえる。疲れもたまってきた。
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