寒い。寝袋から出れない。それでも出る!
車から出ると、そのままポリタンクをもって湖に水をくみにいく。予想以上に氷は薄くなっていて、油断するとバリバリっていってずぼっと足が落ちてします。痛いほど冷たい。何とか少し組んで車にもどり朝カップ麺。後は、タイヤの空気圧を調べて、タイヤのボルトを締めなおして出発。
途中、腹が痛くなる。多分、水のせいだろう。
イルクーツクの町には昼過ぎには着いた。すぐにホステルにチェックイン、シャワーを浴びて町にでた。ピザ、モンゴル料理、大都市だけあってなんでもそろってる。
一通り腹を満たして、町を散策してると、日本語で「日本情報センター」なる看板が。入ってみると、日本人らしい女の子が話しかけてきた(後で分かったのだが、その子はブリーヤート系ロシア人で名前はナターシャ)。日本語で!いや~久しぶりの日本語はいいね。なにやら去年まで日本に留学していて日本に彼氏もいるらしく、さらには来年から慶応か早稲田か上智に留学するらしい(もちろん慶応を勧めたけどね!)。そうこうしてると何やらセンター長だという人(ロシア人)きて、旅行のことや、車のことを色々聞かれているうちに、「外に停めておくのは危ない!去年も日本人の車が盗まれたんだ!」と幾分強い口調で言われると、こっちも不安になる。
すると、なんとその人がホステルの前にあった超高級ホテルに話を通してくれてタダでそこの駐車場にいれてくれることに!あざす!
別れ際には、日本のふりかけと、かにスープの素まで頂いてしまった。
賞味期限きれてたけど、あざす!
そのまま、仕事終わりのナターシャと一緒に車を移動しにいく。
ナターシャとも別れ、車も無事移動したので、ここで隆はホステルに戻り、俺は町へ本屋を探しにまた戻る。
結局、目当だった英語の本はなく(というか、本棚自体がすかすかだった…)近くの喫茶店で『福生自伝』(大学入学の時に配られたもの)をようやく読み切った。福沢諭吉、かなり変わった人だったんだな。
23:00頃にはホステルに戻って寝た。