2012年12月25日 林 季一郎

クリスマスにも走り続ける

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“クリスマスまでにはセネガルで合流を!”を目標に今日も走り続ける。ヌアクショットの街を抜けて、延々砂漠地帯を走りぬける。

あ!目の前を子連れのイノシシが横切った!ライオンキングに出てくる長い牙をもったやつだ。これはかわいい

お互い焦りと疲れがピークに達しているんだろう、途中何度かりかさんと口論になった。それでもどうにか午後6時頃にはセネガルとの国境に到着。りかさんの機転もあり、デリカの隆達のように大金を払わずとも入国することができた。

結局、次のやり方はすべて仕組まれたものだったらしい。今回はりかさんの情報力のお陰で何とかなった。本当に情報が全てなのだね。

(隆たちが通った時の様子)

セネガルを車で通過するのは難しいというのは聞いていた。車の関税に高額な費用を請求されると。

川を越えるといつも通り怪しげな若者に囲まれてまくしたてられるが全無視。警察に話を聞きに行く。どうやらセネガルでは車の製造年月が8年以上だとまずいらしい。デリカは15年笑 この車は古いからセネガルには入れない、もしセネガルに行きたいなら車をここにおいてタクシーで移動して返ってこいと。無茶な...

そういう時のためにカルネという書類がある。よくわからんが関税でもめたらカルネを見せれば話が変わってくるというもの。僕らも日本で10万近く出して申請したがスペインで盗難に遭い、失った・・・現地人は皆カルネを見せてスタンプをもらっている。やばい・・・

そういう時は日本大使館に頼るしかない。若者に携帯を借りてなんとか電話する。親身に対応していただいたがやはりどうにもできないらしい。そこで写真の強面の若者イブラヒムが大活躍!警察と何かしらの話を付け200ユーロ払えば二日間でセネガルを抜けること前提に通してやると。高いがこれしか方法がないのなら仕方ない。

お昼についた国境もとっくに日がくれ、2人ともくたくたで頭も痛い。この日は国境がしまったためイブラヒムがよくわからん施設まで案内してくれその日はそこで就寝。暑い・・

翌朝早朝にイブラヒムに起こされもう一度トライ!どういう訳か結局150ユーロで通してやると話は落ち着き、無事セネガルに入国した。おそらくセネガル出国でまたもめるだろうが今は何も考えたくない笑

今考えればイブラヒムはとても良いやつだった。ありがとう..

なにはともあれさらに走り続け、暗くなったところでガソスタで車中泊。あぁ、クリスマスまでに合流出来なかった…はぁ..。

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