五月に入ったようだが、特に感慨はない。とりあえず、出発の準備から出国、そして今に至るまで本当に色々ありすぎて一瞬だったなーってくらい。これからもそうなのかな。
そんなこと考えながら、外に出て少し腰をふりふりストレッチをする。一本道の他は見渡す限り広がる荒野の中にぽつ~んとデリカがあるだけ、さすがに見慣れた光景だけど、ふと日本でのことを考えるとその現実離れぶりに笑えてくることがある。今日もそんな朝だ。
昨日の時点でオムスクまで100kmを切っていたはずなので、すぐに出発すると1時間ほどで市内に入った。
途中で適当な出店でケバブを頼もうとするが、あいにく朝早く準備がまだとのことで、パイ生地のパンを買って食べる。中にでっかいチキンがどーんと入ってめちゃくちゃおいしい。後でまたこようかな。
朝飯も終え、本格的にカザフスタン大使館を探すのだが、何やら不穏な空気が町に立ち込めてる…
町のあちこちにロシアの国旗が掲げられ、そこら中が警官や集まった市民で騒がしい。ん?なんかのお祭りモードか?まさか祝日じゃないよな?5月1日…いかにもありそうだ。
案の定だよ。大使館を見つけて訪問するも、Labour Day(メーデー)で祝日だ。そしてどさくさに紛れてなぜか明日も休みらしく、ビザ申請は明後日3日に。くそ、スケジュールつまってんのに。
とりあえず、どうすることもできないので近くのカフェでPCで携帯待受けのリターン特典を送信!…といきたいところだったのだが、突如となりの年配夫婦に絡まれだした。
はじめは言葉が分からないので、笑顔で対応してると、今後は離れた席の男性が通訳として間に入ってきた。最終的には、こっちこいってなって、ウォッカを飲まされるわな。(忙しいんですけど…)まあ、チーズも食べれたし、なにやらその二人は美術館の館長らしく明日招待してくれることになったし、まーいっかな。
作業を終わらしてカフェを出る。そのまま行くとこもないので、今度はポストカード作成のために印刷所探し。これが結構大変で2時間くらい聞いては行って、違って、聞いては行ってを繰り返し、最終的に多分できそうだというとこに着いた時にはすでに21:00で閉店済み。明日に持ち越し。
疲れたよ。