朝からロビーで作業作業。とりあえずブログを世界一周Blogランキングとやらに参加させるんだ。「ねぇ、そんなに人に見てほしいなら、ブログランキングに参加すれば？」とリカさんに言われて、確かにと思ったわけだ。
さて、参加登録も無事済ませ、ネットをいじってると隆からメールが。
「今更ながら、駐車場じゃなくて本当のキャンプ場に移動させられた。」という。え…やっぱりデリカを泊めて寝ていた
ところは間違っていたのか。まぁ、さすがに駐車場にテントっておかしいと思ったぜ。とりあえず様子を見に行こう。
すると、おお！デリカの隣にどえらい巨大車がとまっていた。ほう、これは見るからにアフリカ縦断者だな、ふむふむ。
ナンバーを見ると「NL」とある、オランダからだろうか。それにしてもこのタイヤのデカさはおかしい。こんなんじゃ燃費も悪いだろう…と負け惜しみのようなことを思う。どうもヨーロッパ人の車での旅行者は本気度とか知識とかが凄過ぎて、こんな装備で来た俺らは、気恥ずかしい気がするんだ。
「だいじょうぶダイジョウブ、俺らは俺ら」と言い聞かせて、隆と二人でカメルーンビザの受け取りに向かった。
建物に入ると、あの先日のおばちゃんがいた。あぁまた愚痴られるのか、やだなぁ…。
向こうも即座に俺を認識したらしい、「オー、ジャパンジャパン。ユー、ノーグッド！ノーグッド！○※.!>!☓□！」
なんだと….もう最後の方はよく聞き取れなかったが、どう考えても開始早々俺にブチ切れている。
観念したそぶりを見せて話を聞くと、どうも書類に記入した電話番号がまちがっていたとかで怒ってるらしい。
「いや～、あれは日本の番号なんですよ。たまたま携帯がナイジェリアと同じ080で始まるんです..（本当の話）」
「私はビッグ・ママ・カメルーンよ！舐めないでちょうだい、あなたには絶対にビザはあげません！」
いやいやいや、何だよそれ。もう呆れてしょんぼりしてると、隣のおばちゃんが「大丈夫大丈夫、結局は発行されるから」という素振りで教えてくれた。なんだよ、良かったよかった。
しかしだ、そこからが長い。ボスが昼飯で席をはずしているとかで、もう1時間も待ってる。
そこにいたカメルーンの男の子に話しかけられた。カメルーンの首都にあるケンブリッジ大をでて、これからスイスの銀行で働くらしい。
「なんだ凄いじゃん！ここでは何してるんだ？」
「旅行でアブージャに来たんだけど、食べるものも見るところもないし、もううんざりしたから自分の国の大使館でリラックスしてるのさ！」
はぁ….そうなんだ….。それにしてもよくこんな場所にずっといれるな。俺らなんて一秒でも早く立ち去りたいよ。
結局、2時間待ってビザをもらえた。
あとはホテルに戻って作業の続きしておわり～。おやすみ
