2013年2月12日 林 季一郎

日本大使館で「自分は危険を承知で行きます」と念書を書かされる

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朝っぱらから忙しい。8時に起きて、二人とコンゴ大使館への出発時間を確認して、急いでロビーへ。ネットの入るリカさんのパソコンで、ビザ情報について最終チェック。

そのまま、まずは日本大使館へ。昨日お願いしておいた、コンゴ共和国、カメルーン、アンゴラ、コンゴ民主共和国の4カ国分の、ビザ申請のために必要な日本大使館からの推薦状をもらいに来たんだ。

最初の3カ国はすんなりOK。問題はコンゴ民主だ、これいついてはどうも雲行きが怪しい。 昨日もらったメールにはこう書いてあった。

コンゴ(民)には、外務省渡航情報「退避勧告」が出ており、難しいです。出せるかどうか、外務省に確認しています。明日にでも、結果をお知らせします。

もちろん納得できるものではない。確かに、第1次アフリカ大戦の戦場だったコンゴ民主は今でも世界で最も不安定な場所だと聞いている。本当に俺らの想像を超える場所なんだろう。

しかしだ、俺らが通るのは危険な東部ではなく、西部のたった300km。ルート的には1、2日でアンゴラに抜けられるだろう。そしてこの箇所は、外務省の出している危険情報でも、東部のレベル4よりも下げられレベル2になっている。この程度なら、これまで何度となく通ってきている、実際にヨーロッパ人旅行者たちは、今も多くの人がここを通っている。ここで俺らを止める理由はないと思うのだが。そうメールでも返事をしておいた。そのやりとりの上での今日なのだ。

結果、そうなった。
「それでは、念書を書くという条件で添え状を出します。」

20130217-095510.jpg

自分の国なのに…と少し寂しい気持ちもあるが、そこは向こうも仕事だ。万が一俺らに問題が起きた場合に責任は取れないだろう。俺らが好きにやってるんだから。

受け取った推薦状を手に、コンゴ共和国大使館へと向かい申請を済ませた。

そのまま、他のビザについての情報も得ておこうと3つの大使館をまわるもすべて不発で終わる。アンゴラ大使館は受付時間終了、カメルーン大使館は謎の休業、コンゴ民主に至っては場所さえよく分からなかった。これは大変そうだ。

もどって一日中作業で終了。おやすみ

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