おはようございます!
さて、いよいよチンボラソ山(6310m)への挑戦の準備に入ります。
しかし、その矢先に言い渡された一言で意気消沈…
さぁ、どうなる、俺の挑戦??
………………………………………………………………
初めての方はこちらから→【始まりの物語】 【18ヶ月の世界一周を50話でふりかえる】
ブログランキングも宜しくお願いします(^^)↓
携帯の方はこちら⇒にほんブログ村
………………………………………………………………
■9月27日
今日は起きても、何だか気分がすぐれないのです。
体はベトベトしてるし、頭はかゆいし。
そう俺ら、「お宿 桜子」を出発して以来
実に、一週間もシャワー入ってない!
しかも…
ずっと湿度の高い海岸線を走ってきて
途中、砂漠に突っ込んで砂まみれになって
リゾート地では、ビーチでのんびりして
もう、全身ベトベト。
あぁ、どっか綺麗な川があれば飛び込むんだけどなぁ~
だからもう、不快で不快で仕方がないのです。
まぁ、これも車旅なら仕方がないこと。
さぁ、今日も頑張ろっと♪
今日やることは
1.チンボラソ山(6310m)挑戦の情報収集と登山ガイドを探す。
2.その資金集め企画用のページを作る。
まずは、ガイドブックを便りに旅行会社を探す。
一つ目のところは、
ガイドブックでもおすすめされてるところ。
早速、中に入って聞いてみた。
俺:「すいませ~ん。チンボラソ登山のことを聞きたいんですが。」
女性担当者:「あ~はいはい。」
そして、山の概要、登山計画、装備、費用などの説明を受ける。
親切に色々教えてくれていたのだが、ある一言をきっかけにガラッと対応が変わった。
女性担当者:「ところで、あなたは登山経験者ですか?」
俺:「え~と…素人です!笑」
女性:「それじゃあ、厳しいと思うわ。」
俺:「え、でも、ボリビアのワイナポトシ(6088m)なら登りましたよ!」
女性:「あれとは比べ物にならないわよ、チンボラソは。経験者でも難しい山よ。」
俺:「そうなんですか…。でも、挑戦してみたいんです。」
女性:「登頂率は30~40%。ここ数か月、素人で登頂に成功した人はいないわ。それでも!?」
俺:「え。。。」
(というか、この人何でこんなに脅してくるんだよ泣)
そこに追い打ちをかけるように
女性:「しかも、今は雪の状況が悪いわ。固くて、かなり登りつらいの。」
ここまで言われて
「それでもお願いします!」というほどの自信はないので
一旦、退散することにした。
はぁ、やっぱチンボラソは難しいのかな…
そう思って、しばらく近くのカフェで日記を書くことに。
挑戦が難しいとは言われても
挑戦のための資金集め企画のページは作らなきゃいけない。
だって、採用されちゃったからね(笑)
(※旅で稼ぐ企画⇒「世界で一番高い場所に、あなたのメッセージを書きます」)
そして、昼過ぎ
もう一つの旅行会社に行ってみることにした。
地図を便りに、10分ほど歩いて到着。
あれっ?おかしいな~
場所はここのはずなのに、オフィスなんて何もないぞ。
周りを探しても、見当たらない。
と、その時、ふと別の旅行会社があることに気がついた。
え、気がついた?
そう、このオフィス、なんか変な感じなんです。
だから、てっきりレストランか何かと思った。
とりあえず、おそるおそる中に入ってみる。
がら~んとした空間で、何もオフィスらしきものはない。
ただ、おじさんが、木を削ってるだけ?(笑)
え、なにここ、大丈夫かよ?
おじさんに聞くと、上の階に行けという。
そして、狭い階段を上っていくと
デスクが一つ置かれただけの、フロアにでた。
そこに、白人のおじさんがニコニコしながら座ってる。
何かここ不気味だな。
軽く情報だけ聞いたら、さっさと出よっと。
俺:「あの~、チンボラソのことを知りたいのですが」
おじさん:「ハ~イ!ようこそ!はいはい、チンボラソね♪」
先ほどの会社とは打って変わって
満面の笑顔で対応され、席も与えられる。
あ、この人は凄い好い人そうなだなぁー。
そこで正直に、この挑戦がそもそも出来るか不安だと伝えた。
すると、返ってきた返事は意外なものだった。
ジョン:「ん~そうか。素人でも登れることは登れるさ。それに、何よりこれは「チャレンジ」なんだ。」
チャレンジ!おお、それだよそれ!
この言葉にどんだけ勇気づけられたか。
さらに、ここの会社は
登山を手配するだけの他の会社とは違って
この人自身がガイドも務めるらしい。
というか、カナダ在住のこの人が
単純にアウトドア好きでやってるらしい。
どうしよう?ここにしようかな~
そして、この人の前の彼女が…
ここのJICAでボランティアをしてた人ということで
まさかの大の親日家。
よし、決まりだ!ここにしよう。
そして、二人で登山計画を練っていく。
一番の問題は、リマ(海抜ほぼ0m)に長い間いたことで
高度順応していた体がどれくらい戻ってしまっているかだ。
ネット上の「チンボラソの登頂記」を片っ端から読んだところでは
結局は、高度順応がうまくいったかどうかで勝負が決まるらしい。
なので、出来る限り、高度の高いところで車中泊して
体を慣らすことにした。登山計画はこんな感じ。
今日(27日) 夜、自分の車で、チンボラソの入口(4400m)まで行き、そこで寝る。
明日(28日) 朝に一旦町に下りて、夜はまた登山口で車中泊。
明後日(29日) 出発。ベースキャンプ(標高4800m)で泊まる。
明々後日(30日) 未明に山頂に向けて出発。午前7頃の登頂を目指す。
よし、これで登ることは決まった。
あとは…
無い挑戦資金をどうするか(笑)
すぐに、挑戦のための資金集め企画のページを仕上げていく。
ただ、ネットがぶつぶつ切れるし、そもそも遅いしで
とにかく、アップできない!
モロッコで『世界のバザールで買い物体験 – BUYBY』を作ったときもそうだったけど
こういう時のイライラは尋常じゃない。
ネットを求めて、店を移動して
そこのネットが切れたらまた次を探す。
結局、4軒もハシゴしてやっとアップできたー!
でも、この時点でもう夜の8時過ぎてる。
いや、これからチンボラソ山の4400m地点まで登るのか?マジか?笑
街を出て、ハイウェイを走ること30分
チンボラソのふもとまで通じている山道に入った。
3200m…3500m…4000m…
急な坂道を、ゆっくり登ってく。
低速ギアが唸りをあげながら
ヘッドライトの明かりだけを頼りに暗い山道を走る。
それでも窓から横を見ると
暗い中にも、さらにどす黒い山影が見える。チンボラソだ。
いや~やっぱデカいな(笑)
暗いから、やたらと威圧感あるし。
そして、21:30、ついに登山ゲート(4400m)に到着。
セキュリティの人に事情を説明して、中にある空地に車を止めさせてもらった。
俺:「あ、明後日、チンボラソに登るんです!そのために高さに慣れなきゃいけないんです。」
係員:「そうか。それなら泊まればいいよ。あそこの水とかも自由に使ってくれ。」
車から外にでると、思ったほど寒くないので驚いた。まったく凍えるほどじゃない。
この地点でも、富士山の山頂よりも700mは高いのに
おそらく氷点下もいってないんじゃないかな?
さすが、赤道付近だけあるね。
ただ、遮るものが何もないので、風はやたら強い。
少しでも外に出ようもんなら、手がかじかんで痛い。
それで、急いで車に戻ったら
もうそれだけで、息が切れてる。
あまり意識はないけど、やっぱり空気は薄い。
夜空には、まさに満点の星空。
そのすぐ下に、チンボラソのどす黒い影が見える。
あぁ、3日後にはあそこを登ってるのかと思うと
正直、今の時点では、ワクワクよりもはるかに不安の方が大きい。
あとは、この数日で、どれだけ気持ちを高められるかだね!
おやすみ!
ただ、高地順応のためにも、すぐに寝たら駄目なので
この日記を書き終えてから、夜11時に就寝。
(※寝てる間は酸素をそこまで必要としないから
高い所に来てすぐ寝ちゃうと、空気の薄さに体が慣れないのだ。)
いよいよ始まった標高6310mへの準備。
さぁ、どうなる俺の挑戦??(つづく)
最後にこちらもお願いします(^^)
最後まで読んで頂いて、本当に有難うございます(^^)
よろしければ、こちらの応援クリックもお願いしたいです!
一日一回までクリックできて、クリック数に応じてランキングが上がる仕組みです↓ ↓
携帯の方はこちら⇒にほんブログ村