おはようございます!
ついにやってきました、チンボラソ(6310m)挑戦の日です。
なのに、なのに。まさかすぎる展開にドン引きです…
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■ 9月29日 午前6:50
おはよう、チンボラソ!
昨晩も、高地順応の為に、標高4300mで車中泊したのでした。
だから、起きたらすぐそこに、チンボラソの頂(いただき)が
のはずが…
あれっ!靄がかかってて、何も見えない!
おいおい、登頂は今日だぞ。大丈夫かこれ(焦)
というわけで…
じゃ、またあとでなー!
と、起きてすぐ外にも出ずに速攻で運転席に滑りこみ
一目散に山をデリカ(車)で下って、拠点のリオバンバの街へ。
そう、ついに今日は
「地球の中心から、世界で一番高い」&「宇宙に一番近い」
チンボラソ(6310m)にアタックする日なのだー!
スケジュールをおさらいしておくとですね
本日 午後1時 一緒に登るガイドと集合
午後5時 標高4800mのベースキャンプまで車で行って、そこで宿泊
午後11時 起床、装備を整えて、アタック開始
翌朝 午前6時 頂上(6310m)に登頂予定!
午前10時 下山、そのままリオバンバの街に帰還
という感じ。
だから、集合の1時までに準備を整えなきゃいけないんだけど
ビックリするくらい全くやってないー!(マジヤバい…)
というか、挑戦企画「世界で一番高い場所に、あなたの想いを残しませんか?」
の対応もしなきゃいけないし…
おい、これマジでダッシュでやらないと、間に合わないーーー!!!
というわけで、早速食糧の買出しへ。
【前回の登山の反省①】
食糧は自分で持ってく。ガイドの作る食事に一ミリも期待するな!
さもないと、空腹で腹がぐぅぐぅ鳴った状態で登るという悲劇に…
午前8:10
スーパーに突撃!
前回の教訓から
・カップ麺(とにかく暖かいものを!)
・菓子パン類(チョコは寒い所で食うとまずいから無し!)
・水(登山は小さいペットボトル複数の方が便利♪)
を買い込む。
全部で計400円、安っ!
【前回の登山の反省②】
登山ルートとそれぞれのポイントまでのかかる時間を頭に叩き込め!
さもないと、先の見えない道のりに嫌気がさすし、自分のペース管理も出来ない!
「よし、ベースキャンプからハイキャンプまで~~で~~分で…
そっから、岩場を抜けて、雪面までが、~~分…
さらに、頂上までが~~か…」
よし、完璧!
ネット上のチンボラソ挑戦日記も片っ端から読んだし、今回はマジで準備万端。
(↑記録のほとんど途中リタイヤなのが気になるけど…)
これ、本当に頂上まで行けるんじゃないか!?
ようやくここきて、未知の高さへの不安が
少しではあるけど、「ワクワク」「興奮」「期待」に変わってきた。
直前までは、不安な気持ちをあえて持続させておいて
それでもって、ちゃんと準備とか下調べをして
いざ、出発というときには、これを最強の過信に切り替える。
おー、我ながら、ナイスアイデア♪
(まぁ、準備全く整ってないけど…笑)
というわけで、次は、一番重要なお仕事へ。
企画に参加者の「メッセージを画用紙に書く」&「出発直前のあいさつメール」!
いや、つかもう12時なんですけど!
てことは、出発まで1時間切ってるんですけど!
で、荷物を一ミリも準備してないんですけどぉー!!!
しかし、まずはこっち。
ネットが入るハンバーガーショップへ。
字が上手い担当の隆が
もらったメッセージを画用紙に書いてくれてます。
「がんばれ、日本!」
こっちまで熱くなってくるメッセージたち。
最終的に企画には、7名の方が参加して下さいました。
本当に有難うございますー!
「絶対に、登頂して、このメッセ―ジと一緒に写真を!」
と成功の決意を新たにして、隣で最後の食事を…
まさかのジャンクフード(笑)
いやぁ、本当はもっとちゃんとしたもの食べたかったんだけど
でも、中華料理屋とかどこも開いてないし、時間も無いし…(泣)
12:50、ようやく全作業が終了。
こっから車に戻って一気に、荷物を整えます。
とはいっても、結局ベースキャンプまではデリカ(俺らの車)で行くから
実はそこまでまとめる必要はないのです。
そして、午後1:10
1o分遅れで、ガイドとの集合場所である
旅行会社のオフィスへダッシュで向かう。
中に入って
俺:「ハーイ!ごめんね、遅れてしまって~」
旅行会社のジョンが
満面の笑みで迎えてくれる。
ジョン:「なぁ~に気にするな、そんなことノープロブレムさ!」
よかったぁ~
と安堵した次の瞬間…
ジョンの口から出た言葉が
この登山計画を根底から変えてしまうことになる。
ジョン:「ただ、実はこっちにはプロブレム(問題)があってね。」
俺:「え、どうしたんですか?」(不安)
ジョン:「なぁ~に、大したことはないさ!それにすでに対策も万全だ♪」
そういって、あまりにも衝撃的な事実を語りはじめた。
ジョン:「実はね、今夜泊まる予定だったベースキャンプなんだがね」
……
……
ジョン:「さっき閉鎖されちゃった♪」
……
……
ほへ…?
え??
え、ぇええーーーー!!!!
俺:「な、何でですか?つか、今日の登山はどうなるんですか!?」
ジョン:「安心してくれ、何も心配することはないよ♪」
(なぜか満面の笑みのジョン)
ジョン:
「とりあえず今晩、上(4800m)で泊まるのは無理になったから
夜の9時にここでもう一回集合して、それからベースキャンプに行って
そのまま、登ればいいだけの話さ♪」
(まだ満面の笑みのジョン)
俺:「あ、そっか!それなら行けますね♪」
とここで、ふと冷静になって考えてみた。
ここの標高は2700mで、チンボラソ頂上が6310mか。
ということは、ここから一気に登ることになると
1000m…2000m…3000m…
えっ!3500mも一気に登るの!?
俺:「いやいや、それヤバくないですか!?さすがに!」
それでなくても、色々不安なのに。
さっきから小雨もぱらぱら降りはじめてるし…
それに確か人が一日に上げていい高度の目安って1000mだったと思うし…
しかし、もうそれしかないというジョン。
ジョン:「そもそも、ベースキャンプは2ヶ月前から改修工事に入っていたんだ。
本当は使えないんだけど、それ以降も今日までは何だかんだ使わせてもらえてたんだ。
でも、さっき連絡が入って、今日からは一切使用不可になったんだよ。すまないね。」
俺:「はい…。」
いや、正直まだ一ミリも納得してないけどさ
さすがに、ここまできたら仕方がない。
それに、特別に許可をとって、4900m地点までは車で行ってそこから出発できるらしい。
まぁいい。とにかく、今のうちに寝ておかなければ!
さもないと、徹夜で6310mを目指すことになってしまう…
急いで車に戻って
必死に寝ようとする。しかし…
(つづく)
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