2012年9月17日 林 季一郎

ピサの斜塔は本当に傾いてる?

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8時に起きて、Mさんが泊まってるキャンプ場のシャワーを使わしてもらおうとするが、警備員に途中で止められあえなく撤収。 Mさんを待って、9時にベネツィアを後にした。

高速に入る前にガソリンスタンドに寄った。隆がガソリンをいれてる間、 少し外をぶらつこうと思って車の外に出てみるとボンネットに見たことない字が書いてあった。お、メッセージを変えた甲斐あって早速誰か書いてくれたのかな。嬉しくなって、Mさんにも写真で撮って見せてあげると、でも何かいいものじゃないねと言う。 「釣魚島、是中国的」どうやら中国語で尖閣諸島は中国のもんだ!と書いてあったらしい…なんとこんなとこにまで…。少し驚いたけど、とりあえずファースト書き込みだし、そのままに残しておくことに。

今日はずっと俺が運転席、目指すは、半島の反対側にあるピサ。ピサの斜塔があること以外は特になにもしらない。何があるんだろうか。 14:30、無事にピサに入り、斜塔に着いた。閑散とした街中とは対象的に斜塔のある広場は観光客でごったがえしている。 あ~、観光地なのか。まぁそうだよな。なんとなしに雰囲気に疲れる。

人が多いから疲れる、ヨーロッパはどこも似てるから飽きた、いや、最近はそんな事じゃない。もう何だろう、観光地という言葉に違和感を感というか嫌悪感すら感じてしまう。どうして一つの場所に、 世界中からこんなにも集まってきて、さも楽しそうにしてるのだろうかと、不思議に思ってしまう。 まぁひねくれてるわけだ。

それにしても、権威づけられたものをどれだけ有り難がっていか。ここピサと言えばピサの斜塔だろ。そう言って、それだけを目当てに世界中から毎日人がやってくる。もう強迫観念だ。自分の頭の中のイメージを確認するために来て、あー確かにそうだったと納得して帰るんだから、もはや茶番だ。でも本当にそうなのか。本当にピサには斜塔しかないのか。いやそんなはずはないだろうに。

車で色々国を回ってると、どこの国でも必ず目にする国旗。で、それを見てその国のイメージを連想するわけだ。ドイツと言えばソーセージ、インドと言えばガンジス川、ここイタリアは、パスタとサッカーあたりだろうか。 じゃあ今度は、日本の日の丸をイメージしてみる。 するとどうか、あんまり明確にこれと言えるものが浮かんでこない…。あれれ、いや日本人なら、「えーと…」と、少なくともイタリアの時よりは考え込んでしまうはず。挙句の果てには、sushi!などと外人みたいなこと言い出す、俺がそうだ。ほう、これは面白い。 自分の国の事は色々知ってるわけで、日本と言えばこれとは答えづらいのだな。でも、これが外国のことになるとそもそもほとんど何もしらないから、一つや二つ答えられるわけだ。そして、それがイコールその国だと思い込む。そんなもんだろう。

そう考えると、そもそもどうしてそんな見方を自分がしてるのか、その元をたどるのもこれまた面白い。 まぁたいていは今までの歴史の授業で習ったことだろう。 じゃあその内容は誰が決めたのか、ここで出てくるのが学習指導要領で、じゃあそれはいつからあったのか。戦後の教育改革らしい。 さらに歴史教育のおおもとは、どうやら明治時代までさかのぼるらしい。 明治維新があって、さぁ文明開化だ、教育刷新だ!となってとりあえず西洋で教える内容を真似るわけだ。 そんな訳ではじめの頃は、歴史=西洋史だったらしい。そのあとになって、日本人としてのアイデンティティを持たせなきゃいかんということで、国史、すなわち日本史が加わり、 さらに中国との関係が重要な問題だとなってくると、今度は中国史が加わったという。 これ以上書くとボロがでるからやめとくけど

とにもかくにも、こんな具合に俺らの教わった歴史なんてものは、どうも絶対的なものじゃないらしい。他の国ではまた違った見方があるというし。ならばそんな不安定なものを根拠に何かを決めつけるのが、甚だ心もとなくなってくる。 だからこれからは、元々頭にあったイメージを確認するんじゃなくて、まずは疑ってみようと思う。何で自分はこう考えるのだろうか?それはどこからきてるのか?そんなのもいいだろう。

ピサにはピサの斜塔しかないのか。いや、そもそもこれは本当に傾いてるのか…。まぁこれは絶対傾いてるな..はは。

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