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◆8月11日 朝
朝っぱらクソ寒いぞ!
(※ここの標高は富士山の山頂くらいなのです)
約束の7:30に、姉貴がやってきて車をドンドンと叩く
「ん~寝袋から出たくないよ…」
というわけで、30分ほど遅らせてもらってようやく出発…
と思いきや、やっぱり寒いのでホテルのロビーに一旦非難!外は無理!
そして、8:30、ようやく出発。
まずは、余ったアルゼンチンペソを全て使い果たすべくガソスタへ
ガソリンは満タンに、しかしまだ金が余ってる。
よし、おじさんペットボトルにも入れて下さい!
おじさん:「いや、駄目だ。それは禁止されてるんだ。」
こっち:「いや、標高高いし大丈夫じゃないですか!それにすぐにタンクに補充するんで!」
おじさん:「しょうがない。イエスだ。」
有難う!
というわけで、こんな感じになったよ↓なんか甘くて美味そう!
しかし、俺らの前でガソリン補給してもらってた車が故障で動かない!
だから俺らも前に出れない!なんだそれ!
とりあえず様子を見に行く。
なんだこのボロボロの車は…
自分:「この車、何年製なんですか?」
お兄さん:「ん~30年前かな。どうだ?いいだろ~」
そして、何とかオイルを入れなおして
「あばよ、ジャポネーセ。達者でな!」って感じで
ブウォ~~ンと、勢いよく去っていった。
って、オヤジ….
車から…
ガソリン漏れてるぞ。
そんなことはさておき、ボリビアとの国境へと向かう。
アルゼンチンとボリビアは、川を挟んでいるらしい。
出国と入国審査は一瞬で済んだんだけど
車の通関が渋滞になってて一向にすすもうとしない!
暇だから、車を置いて先にボリビア川の町を探索にいこっと。
中央市場で頼んだ謎の飲み物。(温かくて甘酢っぱい)
市場で頼んだ謎の揚げパン。(中身入ってないと思ったら、チーズくっついてた)
そして、2時間後、ようやく通関手続きを終えボリビアに入国。
ここまで南米の通関でお金取られたこともないし、
それに、強制的な車両保険もないから節約できて最高!
(まぁ保険が無いのは、それはそれでやばいんだけど…)
そして、一路ウユニ塩湖を目指す。
しかし距離は250km、しかも情報によればロクでもない悪路らしい…嫌だぁーー
国境の町を出てしまえば、
先ほどまでいたアルゼンチン側と同じ様な景色が続く。
何もない不毛の荒野が続いたかと思うと
ところどころ緩やかな斜面に村があったりする。
それでも、人々の服装はがらっと変わる。
やはり、この辺りは先住民のインディヘナの人たちが多いようだ。
このように伝統的な帽子や服を身につけ、
特徴的な長い三つ編みをした女性のことを
チョリータ(Cholita)というらしいです。
でも、こういう服装をインディヘナの人たちが
元々していたのかというと実はそうでないみたいです。
17世紀頃、産業革命によって綿織物の大量生産が可能になったイギリスが
その販売先を求めて、当時スペイン領だった南米に、
このような帽子や衣類を大量に売り込んだのが始まりみたいです。
それが今ではインディヘナの人たちの伝統になっているだから凄い話です。
この辺りの家屋は、そのほとんどが日干しレンガ造り。
それが結構崩れてたりして、遠い昔の遺跡みたいになってる。
幹線道路をウユニ方面に外れると、
急に凸凹のダート道に…
まぁ、景色は綺麗だけどさ…
こんな僻地にも教会が。
(誰が来るんだ…)
あ、リャマの大群だ!
12時頃、ちょうど集落があったので
そこで昼食をとることに。
自家製チーズを売るおばちゃん。
よっしゃー!!肉!肉!
米、ジャガイモ、トウモロコシの粒をてんこ盛りにしてもらう!
(ジャガイモとトウモロコシは、アンデス最強の食材)
じゃーーん!
そして、再び車を走らせる。
ガタゴト、ガタゴト….
さらに、ここにきて、デリカ(車)の左前輪の
ガチャガチャ音が酷くなってきた!
(多分、これまでも度々ぶっ壊れてきた、ドライブシャフトブーツってやつだと思うんだけど、そこのゴムが裂けて、中のオイルが漏れてる…)
(サルタの整備士さんがラパスまでは行けるよーと言ってたけど、まさかこんな悪路を通るとは…)
(ヤバいよ~マジでラパスまでもってくれよ~)
このガチャガチャ音、本当に心臓に悪い…うぅ…
この辺りはもう4300mくらい。
トイレのために、下の方まで下りてった隆も
戻ってくるのに息切れして辛そう。
隆:「やばい、気持ち悪い…」
残り100kmのところで隆と運転を代わる。
ガタガタがあたあがあがあたああやうふああぁぁあーーー!
車へのダメージを考えると時速20kmくらいでしか進めない。
マジで最悪。
それにしても、何なんだこの平らな大地は。
ここが標高4000mだと誰が想像できるよ
そして、ついに砂漠まで出現してきた。
標高4000mって言ったら、もっとこう
雪とか積もってて、しかも、超急斜面とかなんじゃないの!?
4000m級、イコール、富士山しか知らない俺からすると
イメージとのギャップが凄すぎる…
でも、こんな環境だからこそ、
標高3000m~4000mっていうもはや意味わからない高地に
街があって人が住んでるらしい。
赤道付近だと、どうしても低地だと暑すぎるから、
こうして高地だと逆に丁度住みやすいらしい。
それにアンデスは、チベットとかと違って、
こうして平坦な大地があるから、思ってるよりも快適みたい。
へぇ~、そういうことね。来てみて納得。
俺:「おー、ホントに凄いな~。ねぇ、見てみなよ!」
隆と姉貴:「Zzzzzzz…..」
というわけで、一人寂しく、止まってたは写真を撮理続ける…。
夜の7時、どうにか無事ウユニの町に入った。
道も所々結構崩れてるし、思ったよりもこじんまりとしていて
なんか砂漠の中にぽつーんとある町って感じ。
早速、飯へ。
町はずれの、人が入ってるとこに入ったら
いつの間にか地元の人たちに囲まれてた(笑)
そして、ここにきて
隆、高山病を発症する。
隆:「頭痛いし、胃が死んでる…」
とりあえず、姉貴が持ってきた高山病の薬を飲んで寝る。
しかし…
あまりの気持ち悪さに夜中に起きて吐いてしまったらしい…
明日、ついに念願のウユニ塩湖だけど大丈夫だろうか。
ちなみに、俺は今のところ大丈夫。腹式呼吸が効いてるのかも。
おやすみ。
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