2012年4月18日 林 季一郎

映画の中のような集落

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今日も朝から変わりばえのしない道をだらだらと進む。
一つ気がかりなのことに、手持ちのルーブルが底をつきそうだ、そして全くといっていい程に町がないから金を両替することもできない。

ガソリンもろくに入れられないから、二人の残金をはたいて1000R分だけ入れる。これでとりあえず、次の小さな町までは行ける計算だが、そもそもそこに銀行がなければ終わりだ。不安だ。

18:00ごろ小さな町につく。幹線道路をはずれ、集落へと続く細道に入る。舗装はされておらず、道路脇では所々で小さな炎が上がっている。わざとなのかそれとも自然発火なのかは分からないが、とにかく不気味だ。さらに集落の方へ入っていくと、両脇に古い木造家屋がいくつも立ち並んでいる。

ほとんどが若干傾きかけていて、柵もボロボロ。これがソビエトか、と勝手に想像を膨らませていると、まさに映画の中の世界に入った感覚だが、実際に町に入ってみると結構怖い。人はほとんどが見当たらず、ゴーストタウンのようだ。野良犬だけがじっとこっちを見ている。

町の中心までくると、ボロいながらもコンクリートの建物のちらほら見えてくる。銀行もあった。しかし、時すでに遅し。すでに閉店していて、また出直してこいと言われる(言葉は分からないが多分そう言ったんだと思う)。

さてどうするか。こんな所で一夜を明かすのも嫌なので、ひとまず晩飯のカップ麺を買って幹線道路沿いのパーキングに車を停める。

20:00か、早いがもう寝るかな。明日こそは銀行で金を下ろしてからチタを目指す。そしてたまった作業を終えねばよー

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