「1時過ぎに電話してくれ。その頃にはビザが受理されたか結果でてると思うから」とアンゴラ大使館の人には言われている。
少し作業をしてからキャンプ場に戻る。どういう回答が出ているのかが気になってしょうがないので、クリスと話でもしながら時間をつぶそうと思ってね。
その後、もはや最近は楽しみにすらなっている洗濯を済ませると1時になった。時間だ、電話しよう。そしてクリスに携帯を借りて、番号を入れた。
「プルプルプル…プルプル….ツーツー….」
あれっ?出ないな。また後で電話しようと思って、その場を離れようとすると、
クリスが「あ、電話きた!早く早く!!」
ちょちょっと待ってくれ!(まだ心の準備が出来てないよ…)
とにかく、ハローハローと電話にでる。
「ハーイ!アー、ユー、ジャパンーズかね?」
「はい、そうです。それでビザの方はどうなりましたでしょうか…」
(まじで頼んますよ….ダメだったなんて勘弁して下さいよ…泣)
「あー、そのことか!(いやそれしかないだろ..)
そのことなら心配するな!ノープロブレムだよ!月曜に来れば出して上げるよ!」
え、うそ、マジで??え、え、え、やぁったぁぁーーーーーーーー!!!!!!
いやいや待てよ…でもこれ本当だろうか。ここまで手こずらせておいて、あまりにもすんなりOKが出過ぎとも思える。
「本当に、本当なんですよね!?」
「あー、大丈夫だ。言っただろ、ノープロブレムだ」
いや~それが逆に心配なんですよ..。だってここじゃあ、ノープロブレム=イエスプロブレムみたいな方程式があるでしょ。
それでも、彼は受理されたと言う。本当に出たとしたら、奇跡みたいなもんだ。他の旅行者がことごとく拒否されてるアンゴラビザをついに手に入れたことになる。
もう嬉しいなんてもんじゃない。もう、あれだよあれ….やぁったぁぁーーー!!!!!!!(二度目)だよ。
すぐに、隆とリカさんにも伝える。
「受理されたってーーー!!すごくない!?」
2人
「えー本当かな~。またテキトーなこと言ってんじゃないの?」
おぉ、何と言う半信半疑。でも今までのたび重なる裏切り劇を考えれば、その方がまともな考えだろう。
ひとまず、可能性は、それでもフィフティフィフティ(五分五分)くらいにはなったのだから喜ぼう。
さぁ、今日は祝勝会だ。ということで早めにビザガーデンに向かう。