ようやく掴んだパナマ行のフェリー!
実はこのフェリーのオーナーはある1人の外国人だったのです。
今夜たまたま彼と話す機会があり、これまでの半生や自身の成功哲学を聞かせてくれました。
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☆☆僕らの夢&1000人の夢☆☆
2012年の日本出発前から温めてきた企画を
僕らLOOKの最後の挑戦として始めます。
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■11月15日 夜
トントンと誰かが体を叩いている。
はっとしてハンモックから起き上がると
とびっきりの人懐っこい笑顔をしたおじいさんが立っていた。
おじいさん:「やぁ、君だキーチローだね。私がフリッツだよ♪」
自分:「あ、どうも!宜しくお願いします。」
ああ、この人がメールのやりとりの相手なのか。
ということは、この人が噂の「一人でこのフェリーを買った外国人」なのか。
フリッツ:
「実はこれから船員の誕生日でシャンパンをあけるんだが一緒にどうかね?」
ついていくことにした。
おおー!本物のシャンパンだぁ~!
右に座ってる人がフリッツ。
延々としゃべってる陽気なおじいさん。
ちなみに、なぜか祝ってもらうはずの側が
みんなにシャンパンを注いで、ケーキも切ってあげてる。
これがコロンビア流なのかな(笑)
とここでお酒も入り、フリッツが語り始めた。
フリッツ:
「それにしてもコロンビアの役人にはヘドがでるね。
何もかもが遅すぎる!いつになってもドックにすらいれてくれない!」
自分:
「いや~本当そうですよね。僕らも1ヶ月近く待たされましたから。」
フリッツ:
「本当だよ。今ここに停泊させるだけでも一日10万円払ってるんだ。
とりあえず、二週間後に再スタートするためにも、一刻も早くパナマに戻りたいんだ。」
(再スタート?じゃあ今回は何なの?そして俺は。。笑)
フリッツ:「ところで、君はどうして一ヶ月も待たされたのかね?」
自分:「いや、車で旅してるので、輸送に手間取ったんです。」
フリッツ:「おーそうか!実は俺も23歳の時に世界中を車で旅したんだよ。」
そしてこれまでの半生について語り始めた。
フリッツ:
「一年世界を旅してまわったのち
オーストリアに戻って3年レストランで働いて、27歳で店を買ったんだ。
ダサかった店を、貯めたお金と借金までしてお洒落なレストランにしてね。
それで頑張って店舗を4つにまで増やしたんだ。
それからちょくちょく、この辺りのカリブ海にバカンスで来るようになって
クルージングヨットを買って、それで観光客相手にビジネスを始めたんだ。
これまで140組も載せたさ。」
そして、今回のフェリーが人生最後の挑戦だという。
フリッツ:
「4つあった家もすべて売り払って、この船を買い取ったんだ。
軌道に載ったら、引退して、この船の上で悠々自適な老後を送るのさ。」
自分:
「すごいギャンブルですね!リスクとか考えないんですか?」
フリッツ:
「ギャンブル?俺には賭け事に金を突っ込む奴の方が気がしれないよ。
あんなのよりも、こっちの方がよっぽど分かりやすい。
船が沈むか、成功するかのどっちかだからな。
魂をかけたギャンブルでなければ、やる価値がない。」
といっても、レストランからの収益だけでも月に100万くらいは入ってくるとか。
自分:「へぇ~すごいなぁ~。成功秘訣とかってあるんですか?笑」
そしたら、本当に秘訣を語ってくれた。
フリッツ:
「いいか、成功するための秘訣は2つだ。」
もうこっちも真剣そのもの。
こういう人の話が聞けることなんて滅多にない。
「1つは、お金はすべて自分のビジネスにつぎ込むこと。
2つ目は、全員にいい顔をしようとしないことだ。」
そして、さらに語るフリッツ。
「俺も35歳までは、みんなにいい顔をしようとしていた。
でも、あるとき気がついたんだ。誰に対してもいい人でいても
やっかいな問題ばかり押し付けられるだけで利益には殆どならない。」
すげぇ~、『金持ち父さん、貧乏父さん』の金持ち父さんみたいなこと言ってる!
旅してなければこの場で弟子入りしたいよ!
フリッツ:
「じゃあ、俺はそろそろ寝るから。まぁ、お気に入りのハンモックでゆっくり寝てくれ♪」
自分:「あ、お休みなさ~い」
(って、マジで俺の寝床はあそこなのか!笑)
そして、まさかこのハンモック睡眠が悲劇の始まりになるとは。。。
ラストに向けてお願いします!
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