2012年12月27日 林 季一郎

まさにアフリカな街

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10:12、寝坊した…。ギニアのビザ申請に大使館に9時頃に行く予定だったし、今日はその後の予定も詰まっているのに。さすがに昨日寝たのが遅すぎた。

すぐに支度をして、りかさんと二人ハイエースで近くの大使館に向かう。隆達は既にビザを取得してるので行く必要がないのだ。それに隆は風邪が長引いていて今日も体調はすぐれないらしい。

ギニアビザの申請は、前回のモーリタニアと違って混乱もない、というか待ち時間ゼロで申請完了。さぁ次は銀行に行って、ATMに引きこまれたカードを取り返しにいくぞ。りかさんに近くまで送ってもらい、窓口に行き昨日と同じ女性に事情を説明すると、「はぁ..」とあきれた様子。まぁそうだろう、俺も自分であきれてるよ。そして「今日はそこまで行かない(行きたくない?)から、明日の朝ね!」という。さすがに昨日の今日で二回も同じミスをしてるわけだから、こっちから無理にお願いするわけにもいかず、潔く明日受け取りに来ることにした。

拠点に戻り、ホテルのレストランでしばしネット作業。その後ビザを受け取り急いで、かつての奴隷貿易の拠点として悪名高いゴレ島行きのフェリー乗り場へ急ぐ。しかし、市街地に入るともう渋滞渋滞で一向に車が進まない。細い路地を両方向からの車が正面で立ち往生して、あちこちで通行が不可能になっている。無秩序が混乱を引き起こしている、これがアフリカか…といった感じだ。

結局フェリーには間に合わなかったのでゴレ島は明日にすることにして、車の通関書類の手続きにあちこちを迷走。ようやく済ませた後、りかさんと一馬君と三人で露天の立ち並ぶ中心地を歩くことにした。

すでに二週間あまりもここに滞在している一馬君の案内で露天のひしめく路地を歩いていく。一歩踏み入れただけで、「おお、ここがアフリカか…」と思うほど、これまでのどこの国とも違った執念深い客引きぶりだ。どうも客引きの人にも割り当てられたエリアがあるらしく、そのエリアから出るともう付いてこようとはしない。逆n言えば、その区画内にいるときは、延々についてくる。無視してもだめ、「あっち行って!」もダメ、銀行、両替所、露天での値段交渉どこへ行くにも横に着いてくるんだ。しまいには、飯を食っているときも、店の外で待っている始末。まったく、すさまじい執念だ。ちなみに一馬君曰く、隆はこのしつこさにブチ切れたらしい。まぁその気持ちはすごく分かる。

途中、一馬君が仲良くなって、最近ずっと一緒にいるというセネガル人学生も合流して、久しぶりの散策を楽しむ。その後は拠点のカジノのレストランに戻って作業にもどる。一馬君は、そこからまた市街地にもどり、さっきの友達のところへ行った。すごい元気だな~。おやすみ

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