5:30に一度目が覚めた。昨晩の酒がようやく抜けてきて意識がはっきりとしてる。てっきり9時くらいかと思ったが、窓から見える通りには人影もなく、まだ辺りは薄暗い。とりあえず、無事に戸籍謄本を送ってもらえたかを確認できたのち、もうひと眠りだ。これで今日中にパスポートを受け取れそうだ。
9:00、今度はちゃんと起き上がって、天窓から入ってきた落ち葉を払いのけて、外へでた。
通りには、朝から清掃員がはたらいている。浜島さんが言うように、この国ではごみのぽい捨てが常識らしい。
「ちゃんとごみ箱に入れたら、清掃員の仕事がなくなるだろ」とこうなるらしい。そりゃ国も破たんするのかもしれない。
外にでて、昨日頂いたH.I.Sマドリードのステッカーをデリカに貼って、帰国のための荷物をととのえる。
しばらくすると隆も起きてきたので、大使館へパスポートを受け取りに。着いてものの10分で、念願の10年の赤パスポートを受取、13:30にH.I.Sへ向かう。
明日からの滞在中、隆に、浜島さんがお宅を自由に使っていいよということで、家に案内してくださるそうだ。その間おれは車に残って、荷物の最終チェック。
15:30、隆がもどってきて、一路空港へ。16:00には着き、ここでデリカとも1週間のお別れだ。まぁ、特に思うところもなく、よいっと荷物を担いでターミナルへ入った。じゃあな～
17:30、チェックインを終え、19:05の搭乗まで、しばしの仮眠。なんとしてでも、帰国までに日記を書き終えなきゃいかんのだが、どうも疲れた。
19:40、当然のように搭乗が遅れている。
いつになるのか分からないのに、何故かみんな立って並んでるんだよ、座って待ってろよ。まぁ、いいか。
20:00、ようやく搭乗、遅れを取り戻そうとしてるのか、そそくさと飛び立つ。ここから乗り換えのパリまで2時間あまりらしい。日記、にっきと。
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