さぁ、3日間滞在したサルタの街を一回でます。
目指すは、南に200kmのワイン天国Cafayate!途中、圧巻の赤く燃える渓谷を通ります!
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◆8月7日 朝
朝一でカフェでGoogleMapの残り箇所を修正して10時過ぎに車に戻る。
俺:「すまん、お待たせ!よし、そろそろ街をでるか!」
俺:「あ、でもその前にドル両替して、ガソリン入れなきゃ..」
というわけで、カフェに戻って闇レートでの両替を試みる。
(※正規レートだと1.7倍くらい損する)
おじさん:「いや、この街では正規レートしかないんだよ。米ドルはあんまり使わないからね~」
なぬ!マジか…どうしよう…
まぁ、いっか(笑)
次の町でできるかもしれないしね!
というわけで、出発することにしたよ。
手持ちの現金は60ペソ(700円くらい)、残りのガソリンは15リットルもない。
そして、本日の目的地までの距離、150km。
うん、なんとかなるっしょ!(多分…)
待ちくたびれた様子の隆が運転席に入っていざ、街をでる。
すぐに周りをワイン畑(時期じゃないけど)に囲まれ、
そのすぐ向こうにはアンデスの山影がず~っと続いてる。
強い日差しとひんやりした空気が絶妙にいいね。
さて、街をで15kmほどで次の街に着いた。
両替でも探してみるか、と車を降りる。
…が、答えは「いや~両替なんてやってないさー!」ばかり。
仕方がないので、両替は諦めて、朝飯を食う。
残金を考えて、伝統料理ウミタス(100円)を注文。
ちょこん。
って、ちっちゃ!!
4cm×4cm。泣ける。
(こんなんじゃ、何の腹の足しにもならないぞ…)
店員さんも、「え、本当にそれだけ…?」と心配な様子。
まぁ、お金が手に入るまでの辛抱だと、2秒で平らげて再出発。
おやおや、いきなりオフロードになってきたぞ….
この先、ガソスタとかあるのかな…(笑)
なんか家屋もすごい感じになってきたぞ
おお!
頑張れ、みんな!
あまりに景色がいいので、小トイレ休憩。
さらに行くと、雪解け水らしき川を発見!
行ってみようぜー!となり、四駆モード全開で降りていく
おおーーすげーー!
とはしゃいで向こうの方まで行ってみる。
で、ふと後ろを振り返ると
ん?何やってんだ、隆?
ズームしてくと….
あ、シャワー浴びてる(笑)
あまりに綺麗なところだったから
お世話になってる小玉さんの本と一緒に
そして、ひととおりやってから車に戻る。
と同時に、急に現実に引き戻される。
そう、ガソリンの残量警告マークがとっくに出てるのだよ…
で、今は俺らはというと
こんな山岳地帯にいるわけだ(笑)
ただ、まだ希望はある。
もちろん、そこまで闇雲に突っ走ってるわけじゃないよ。
とりあえず、次の街まであと20km。
そこまでは何とか持ちそうだ。
そして、目的地の町に到着。
とは言っても、乾燥した大自然の中で、砂ぼこりに覆われているような
小さな集落みたいなところ。
「あ!ガソスタあったーーー!!」
いや~助かったぜ。
すぐに、車を止めて、店員さんを呼びに行く。
「すいませ~~ん!」
・・・・・・
「誰かいませんか~~!?」
・・・・・・
(え、どゆこと….)
近くを通った人に聞いてみると、
「あー、ここは昼から5時までは休みさ」
どうも意味が分からないが、
近くに住んでる人が、自分の家にある分を少し分けてくれることになった。
残りのお金をす全てはたいて、なけなしの4L分をゲット。
ただ、この先20km程のところに近代的なガソスタがあって、
そこではドルも替えられるだろうというし、とりあえずそこまではいけそうだ。
それでも、たかが4Lだ。
入れてもなお、残量警告ランプはついたまま。
(ってことは、今のも含めて8Lもないってことか….)
そして、言われていた次のガソスタについた。
ん?でも人の気配がしないぞ….
これはまさか….
ひょっとして、またしても、まさかのお昼休みモードか!?
ドンドン!ドンドン!
誰かいないか、必死で建物のドアをたたく。
ドンドン!どんどん!
「何?アンタたち」
おーー!誰かいたーー!
…と思ったら、そこのお嬢ちゃんが出てきた。
俺:「あの、ガソリン欲しいんだけど…」
お嬢ちゃん:「私は知らないよ」
俺:「でも、ないと俺らヤバいんだけど..」
お嬢ちゃん:「だから、知らないって」
俺:「…..。あ、じゃあ、お母さんかお父さんはいない?」
お嬢ちゃん:「どっかいった。」
俺:「………。」
どうしようもないので、街の警察に状況を訴える。
真剣に聞いてはくれるものの、どうしようもないということ。
しまいには、「今日はもうガソスタは終わったよ」という衝撃的な情報を手に入れる。
は!?なんだその緩~い感じの営業スタイルは…
だからと言って、ここで一日過ごすのはごめんだ。
目的地のCachiの町までは残り、35km。
残りのガソリンからして、かなり厳しいことは確か。
あぁぁぁぁーーーーー!!!!もういい!!
先に進もう。
少なくても数km手前までは行くと思うから、
最悪そこから歩いてガソリンもらいに行こう。
(※Cachiは大きい街だからガソスタの心配ないはず…)
そして、最高の燃費運転をしながら進む。
しかし、道はどんどん悪くなっていく一方。
急な坂道をウ~~~ンと唸りながら這い上っていく。
なんとも心臓に悪い。頼むよ~ガソリンもってくれ~
現実逃避のために俺はしばらく寝る。
そして、30分後起きると、
隆:「もう街に着くよ!多分大丈夫!」
俺:「おー!マジか!助かった~~」
…と安堵した、本当に次の瞬間
ウ~~~ン、ゥ~~~、ゥ~…….。
エンジン音が弱くなってきた!ヤバい!
地図を見ると残りガソスタまでは、残りたった1km!
頑張れ、隆!(笑)
しかも、この先は下りだ。頑張れ重力!
ゥ~……ゥ….ぅ…。。。。
お、おわった….
ゴールまであと650mだったのに(泣)
ほら、もうCachiの入口だよ。そんな..
はぁ、歩いて取りに行くか。
予備タンクを持って、とぼとぼと歩いていく。
そして、色々あって1時間以上もかかり
ようやく隆の待つ車に戻ってきた。
そこにいた牛を眺めながら疲れを癒す。
俺も腹減ったな~
では、ガス欠から補給までの様子を動画でどうぞ!
【旅追う動画】「No.31 初のガス欠…ゴールは目前」
そして、ガソリンを補給して、無事街に入って、本日の業務は終了。
おやすみ~
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