ひたすら、西へ西へ走りますよー!
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◆7月30日 7:30
ゴンゴン!ゴンゴン!
車の窓を誰かが叩いてる。
「もー、何だよ朝から。まだ眠いぞ…」
そっと外を見ると、車を止めているガソスタの人のようだ
「何なんだ?もしや、車を退かせって言うんじゃないだろうな。」
そう思って、息を殺して中から様子を伺っていると
(車の窓は黒いから、外から中の俺らは見えないので…)
すぐに諦めて去ってった。よし、寝よう。
15分後、また彼が戻ってきた。
今度は、すぐに諦めそうにないので
仕方がなく、ドアを開けて対応する。
自分:「おはようございます~」
おじさん:「!”#$%&」
結局、よく分からないまま、それを言い終わるなり彼は去ってった。
いったい何だったのか…
それから1時間後、ようやく本格的に起きて支度をする。
9時なので、そろそろ出発しようかな。
それで、ふと腕時計に目をやると「あれっ?もう10時なの?」
そう。パラグアイとの時差で1時間早くなってたのだ。
それにしても、パラグアイの首都よりも、西に来ているのに、
逆に時間が早くなるってのはどうもしっくりこない。
アルゼンチン程広い国なら、国内で時差があってもおかしくないと思うのだけど。
まぁいいや。準備をして、出発。
ここから先は1000kmほど、ほぼ無人地帯を通ることになるから
街を出る前にガソスタで給油と、ついでに併設されてた無料シャワーで久しぶりに身体を洗う。
街を出るときに、昨日引っかかった検問に差し掛かった。
そう。昨夜、警察に言いがかりを付けられて
「お金を下ろしたら払いに戻ってくるんだぞ!」とキツく言われた場所だ。
で、「戻ってきますー」って言ってから結局戻ってない…
書類もきちんと記入されてるし、大丈夫かな。
とりあえず、今日の運転は隆なので、俺はずっと下を向いて知らないふり(笑)
それでも車を止められた。
しかもやっぱりバレてる!どうなることやら。
とりあえず俺は知らんぷりで隆に任せる。
すると、10分ほどで解放されて戻ってきた。
今日はあっけなく通過だ。一安心。
ここから先は、西へ西へと真っ直ぐに続く道を延々走り続ける。
日差しがやたら暑い。
たまらず窓を開けてみるが、
砂っぽい風が吹き込んできてちっとも快適にならない
昼過ぎになる頃には
風ではどうにもできないくらいの暑さになる。
これは35℃はあるだろう。
それにしても、このあいだまで一桁℃だったのに、この急激な変わりようはどういうことだ。
北上したわけじゃないから緯度は同じ。
なら西と東でこんなにも気候が違うものなのだろうか。不思議で仕方がない。
3時頃、久しぶりの小さな町が現れた。
唯一のレストランと思われるガソスタの売店でピザを食う。
いわゆるピザパンって感じで、別にうまくはないが、とりあえず、すきっ腹に詰めこむ。
そして、再出発するも、やはりこの暑さだ。
さらに代わり映えのしない景色に、10分も経たないうちから嫌気がさしてきた。
もういい
俺:「近くに湖あるっぽいからそこでゆっくりする?」
隆:「いいね。釣り釣り!」
というわけで、舗装された道を外れ、
ダート道を10kmほど進む。
そして、ついに到着。
よっしゃー!あとはこの上に上がれば湖のはず!
車を降りて、あとは徒歩で10mほどの斜面を上がるというわけだ。
そして、そこには見渡す限りの….
鮮やかな青い湖面が
いや、湖完全に干しあがってるー!
隆:「え、なんでだよ…」
完全に干しあがった湖面
いや、もはや水があったとは思えないくらい
草木で覆われてる。なんと…
隆:「釣り天国はどこいったんだぁー!?」
仕方がない、戻ろう。
と、その時
「痛ってぇぇぇぇぇーーーーーーーー!!!!!!」
トゲを踏みました。しかも馬鹿デカい!
これはマジで痛い。
で、こうなりました。
くそ、踏んだり蹴ったりだな。
とりあえず、消毒して絆創膏貼って、来た道を戻る。
そして、もう頑張る気力もなく
7時過ぎに道沿いのガソスタで本日の運転は終了。
ろくに食べるところもないので、
ポテチを買って、そこにいた人が差し入れてくれた炭酸水で腹を満たして就寝。
おやすみ~
(明日こそは美味しいものが食べられるといいな~)