こんにちは。
日本とは逆に日に日に寒くなっていくアルゼンチン
今日は最高気温7℃です…。寒いよ
さぁ、ついに車を受け取れるのか!!?
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◆7月14日 午前8時前
起床。そのまま急いでシャワーへ。
そう、本日ついに我らが旅の相棒デリカ(車)を受け取りに行くんです。
昨晩、待ちに待ったメールが船会社から届きました。
「明日の9:00までにオフィスに来て下さい。それから手続きに行ってもらいます。」
よっしゃーー!!
南アで別れてから、結局三ヶ月も経ってしまっているので、楽しみと同時に多少の不安もあるんです。
≪不安その一≫
アフリカの劣悪な道を通ってきたことで、南アに到着して時点で車はボロボロ。車屋に「もうこれ以上は走れないよ。四駆もぶっ壊れてるしね。」「え、マジですか…泣」とまさかの終了宣告。しかし、交換、溶接、交換!で何とか走れるようにお願い。そして一刻も早く帰国したかった俺らは、修理完了を見ずして帰国。だから「車どうなってんのかな〜?」というわけです。
≪不安その二≫
旅人の情報によると、「車輸送すると、たいてい車内の物は何か失くなってるよ。最悪、開けて見たら車内空っぽもあるらしいよ〜」マジでそれだけ勘弁してほしい…。というかそんなこと許されるのか!!
というわけで、8:50になった。そろそろ船会社に向かおう。
「これから車を取りに行くんです!」と意気揚々とホステルをチェックアウト。
通り慣れた道を、船会社のオフィスへと歩いていく。
9:03、オフィスに到着。
「やべ、ちょっと遅れちゃったな。大丈夫かな?」
受付で、メールをくれた担当者パブロを呼んでもらう。
そばの椅子で待ってると、
パブロ:「おはよー!どうだい調子は!?」
と、まさかの外入口からの登場!(おい!今出社かい…!)
しかし、そこからがまた長い。
とりあえず、パトリシアって人が港での手続きに同行してくれるらしいのだが、待てども待てども誰もこない。
一時間後、やっと来た。すでに時間は10:12
一緒にタクシーでターミナルへ向かう。
到着して、また待機。
「どんくらい待つんですか?」と聞いても、返ってくるスペイン語が聴き取れないので、
諦めて大人しく座ってることにした。
一時間経過…
横の隆が寝だした。
パトリシアも「はぁ〜」とため息。
俺も腹減ったなぁ~。焼肉食いたいなぁ~
11:55、ようやくお呼びがかかり部屋に通される。
よし、ついについにか!
税関の人とパトリシアとのやり取りを横で見守る俺ら。
宜しくお願いします!
税関の人:「はい、じゃあパスポート出して。あと車の書類もね。」
(言われるがままに手渡す)
しかし、書類に目を通してた担当官の顔色が険しくなった。
担当官:「はぁ〜どうしましょ。」
(ん?どうしたどうした?)
何やらパトリシアと相談し出す。
パトリシア:「………。」
(えぇーー!これ絶対何かヤバイ感じでしょ!?)
そして、決定的な一言が、
担当者:「車は渡せません。」
俺ら:「いや、待って下さいよ!!!何でですか?」
担当者:「車の所有者(隆)と、輸送者の名前(俺)が違うので、通関ができません。」
そう言って、
それまで書き込んでいた書類をおもむろに取り上げ
これ見よがしに
まさかの俺らの目の前で
ビリビリに破り捨てた!!!
(ドン引き!)
え………
ちょっと待てくれ………
これってどういうことだ?輸送車の登録って、何だ?俺ら何も聞かされてないし、知らないぞ!
これはまさか…というか申請って修正できるの?できなかったら車は永久に手に入らない?
いやいやいや、待ってくれーーーー!!
おいおい、でもよく考えたらこれって、申請を担当したパブロのミスじゃないのか…?
折角ここまで来たのに、何時間も待たされたのに…
その後どうお願いしてもどうにもならんと言われ、しぶしぶ撤収。くそー!
というわけで、ここまでの様子を動画でどうぞ。
【旅追う動画】「No.7 僕らのデリカ、いよいよ受け取りなるか!?」
打ちひしがれて船会社のオフィスへ戻る。
受付で「パブロをお願いします。」と出てきてもらい、さっそく事情を説明。
パブロ:「え〜、そんな〜!まさか、所有者が君じゃなかったなんて、俺も知らなかったよ〜」
(なんと無責任な!前回もテキトーなこと言ってたし、まったくもって信用ならん。しかも今回ばかりは、元から俺ら何も聞かれてもないぞ!しかも、車の書類も言われて全て事前に提出してたでしょ。)
一旦、上司と相談してくると言って、消えた。
30分後…
(いつも遅いぞ!)
パブロ:「では、登録を修正することにします。それで悪いんですけど8000円の修正費用がかかるので負担して下さい。」
(はぁぁ〜!ふざけんな!)
こっち:「いや、待ってくれ。話がオカシイだろ!ミスったのはそっちじゃないか!」
(事の次第とこっちに責任がないことを必死に訴える)
パブロ:「分かりました。それでは明日まで修正しておくのでまた明日来て下さい」
(なんだ、やけにすんなり折れたな。まぁ向こうが悪いんだから当たり前だ)
こっち:「では、また明日。」
と去ろうとする俺らの後ろで、「いや〜、こんな事になるなって俺も知らなかったぜ〜」とまだブツブツ言うパブロ。もううんざりだ
宿に戻った。
車取ってくるから!と意気揚々とチェックアウトしたから、ばつが悪い。
それで、「すみません。もう一泊したいです…」と伝えると
宿の人:「ごめんなさい…もう今晩は満室なの。」
……。もう散々だ。
段ボールの荷物を抱え、今晩の宿を求めて街をさまよう。
4時頃、宿を確保。もう疲れたので早くもベッドに入る。
夜寝る前、パブロからメールが入ってた。
「明日は9:30にオフィスに来て下さい。」
マジで明日こそは頼むぜ。おやすみ