朝早くに街をでた。昨日の事故相手が、探しに来たら厄介だ。どうせ奴らは、リカさんの書類を警察が持ってるから、法廷に来ると思ってるだろう。だから来ないとなると探しにくるはずだ。その前に街を出るしかないんだ。
街を出て、順調にナミビアとの国境に近づいていった。そして、昼飯も済ませて、さぁ国境だというときだ。ガソリンスタンドで給油している時、リカさんと話していて、ふと二人でハイエースの上を見た。え….まさか
なんと、ハイエースの上のラックに載せてたはずのスペアタイヤが一個消えているのだ。縛っていたロープは、外れてだら〜んとぶら下がっていた。
怒り出すリカさん、絶句する俺。なんでかって?そう、最後にハイエースのタイヤをロープで縛ったのは、何を隠そう自分なのだ…
ということはだ。俺の縛り方が緩かったばかりに、大事なスペアタイヤがどっかで落ちてしまったのか、もしくは誰かに盗まれたことになる。昨日までの悪路を考えれば、どう考えても落ちた可能性の方が高い。また失態を侵してしまった!!!本当にごめんなさい!!!(自腹での弁償が決まった)
ここんとこのリカさん、ついてなさすぎる….
その後、無事にナミビアに入国。閉館時間ギリギリにどうにか滑り込んだ。最後は係員が全員帰ってしまい、そこにいた掃除がかりの子に少しお金を払って書類を発行してもらったよ!笑
ナミビアに入ればもう大丈夫。その考えは正しかった!国境から入るなり、いきなり目の前にケンタッキーだ!舗装路だ!もう文明最高だ。
今日は国境から100kmほど南下した街のガソスタで車中泊。