2012年2月17日 林 季一郎

『サバイバル登山家』を読んで

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バイトは休みなので、ひさびさの鎌倉へ、免許の住所変更にいく。加えて、キャンプ・サバイバル的なこともそろそろはじめようと、本を借りたり買ったるする。 その中で『サバイバル登山家』は部活の部長の坂上先生から勧められたものだが、読んでみると、ところどころ思うところがあったので引用します。

「死ぬのも怖かったが、僕の場合は、定職につかないという生活で、知人や親せきから向けられるであろう冷たい視線も耐え難かった。僕はかなりの見栄っ張りで世間体にも弱かった。しかし、考えてみると、そうした冷たい視線は、自分が自分自身に向ける視線そのものだったのかもしれない。」

自分は資格を取得することで、呪縛から抜けだそうとしているのかもしれない。そうであれば、資格を取るのもまんざら悪いことではないのではないか。もちろん、資格の知識自体はたいていまったく意味がないかもしれないが、それをとっていないことからくる無駄な劣等感や圧迫感、から開放してくれる。部活、資格、語学力、さまざまな経験、それらの社会的見栄があってはじめて自分は世界一周に出る勇気を絞りだすことができるのかもしれない。

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