2013年8月19日 林 季一郎

ウユニ塩湖を自分の車で爆走!

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こんにちは!

ついにこの日がやってきました、ウユニ塩湖をデリカが走る!
噂にはよく聞くけど、いったいどんな感じなんでしょうか~♪

そして果たして隆の高山病は大丈夫なのか…

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◆8月12日 朝8時

おはよう!

標高3800mにいるだけあって、さすがに朝は凍える寒さ…

 

それでも勇気を出してドアをオープン!

あれっ?外の方が暖かいな。

 

そうそう、高地で、しかも赤道に近いアンデスでは

太陽の高度が高くて、大気も薄いから

日中は日差しがめちゃくちゃ強くて、逆に夜はめちゃ冷えるらしいのです。

 

だから、日差しのあたる外の方が暖かいというわけ。

さぁ、外に出よう!

 

 

姉貴もホテルから出てきた、さぁウユニ塩湖に行こう!

とその時…

 

隆:「ヤバい、完全に高山病だ…今日は後ろの席で寝てるわ。」

 

自分:「えーーー!!折角のウユニなのに…」

(なんか、隆はいつも一番良い所でダウンしてる気がする…)

 

というわけで、今日はこんな感じ↓(おぉ…)

 

ウユニ塩湖までは、ウユニの町から北西に10kmほど行ったところから入るらしい。

(まったくウユニ塩湖がどんな感じなのか知らん)

 

ちなみに、昨日聞いた情報によれば、

塩湖は地面もボコボコしてて、逆に80以下で走るとスタックするという

 

やべぇー、マジかよ。今の車の状態で行けるかな…

しかも、塩湖ってくらいだから車への塩害も相当だとか…

ここにきてウユニ塩湖、恐るべし。

 

しかしなんと!今朝、姉貴がホテルで得た情報によれば、

逆に80km以上で走ったら危ないよ!とのこと。

まさに謎に包まれた幻の湖ウユニ。恐ろしい…

 

 

なにはともあれ、街を出るとダート道。

これだけの観光地なら、舗装すればいいのに…

と思ってたら、現在新道路を建設中とのこと。

 

 

そして、塩湖の手前の町でガソリンを補給しようとすると

ガソスタの人:「外国ナンバーの車は、1リットル7ボリビアーノね(≒100円)」

 

 

自分:「え、何でですか!?ほら、そこには3.7(≒60円)って書いてあるじゃないですか!」

ガソスタの人:「いや、これは地元の人用だよ。」

 

マジかよーー!!これじゃあアルゼンチンと同じ値段じゃないか。

こんなシステムを初めてだ。意味わからん…

 

 

そして、いざ塩湖へと向かう。

遠くの方に白い地平線が見えてきた。

ドキドキ、ドキドキ。

 

『ようこそ、ウユニ塩湖へ』の看板。ここが入口だ

 

そして、ついに

 

その時が来た

 

見渡す限りの白銀の世界 

 

“Salar de Uyuni”

 

ウユニ塩湖に俺らの車が踏み入れる。

 

 

すげぇ

音が消えた…

 

一面の真っ白な平地。

雪道を走ってるかのように静かだ。

 

 

道も、標識もない。

あるのは、遠くに見える山影と

所々に残るタイヤの跡だけ

 

その道から離れてしまえば

もう360°、色のない世界が広がる。

本当に雪原の中にいるようだ。

 

ここが世界でもっとも平らな場所、ウユニ

 

 

障害物も一切ない

ただアクセルを踏んで

あてもなく、白く輝く大地を駆け抜ける。

 

本当に目をつむったままで

いくらでも走っていられそうだ。

それほどに、どこまでも終わりが見えない。

 

 

 

俺:「こりゃ、本当にすごいわ!なぁ、隆!」

 

隆:「……。」

 

 

(後ろを振り向くと…)

 

 

 

って、おい!!

 

(念願のウユニ塩湖ですよぉーー)

 

 

地面の所々に亀裂が入っていて、水がしみでてる。

確かにしょっぱい、紛れもなく塩だ。

 

 

ここで姉貴に運転を交代。

たった一週間の合流でウユニを走れるのは幸運だよ(笑)

 

 

俺:「どう?隆も一応ちょっと運転してみる?」

 

隆:「いいよ。どうせ普段の道と一緒でしょ。」

 

へ….?笑

 

 

1時間ほど走り

ウユニ塩湖で一番大きい島インカワシ(魚の島)に到着。

 

白い平原のど真ん中に

突如として現れたサボテンの丘。

表現のしようのない神秘的な世界だ。

 

 

無人の白い大地の中を

何本かのタイヤの跡が

この島に向かって集まってくる。

 

その先にデリカが見える。

ちなみに隆は車で休憩中。(ドンマイ過ぎる…)

 

 

島のごみ箱も、乾いたサボテンで出来てる!

 

 

そして、テーブルは塩で出来てる!

 

 

丘の入口に食堂があったので昼食にしよう。

ちなみにこの島には、観光客用とここで働いてる人用の2つの食堂があるけど

地元の所の方が美味そうだったのでそっちに。

 

 

豆とジャガイモと白米の何か。

うまいっちゃ美味い。

 

 

のんびりしてると、この店のお嬢ちゃんが出てきたよ。

 

 

そして、子犬を見せてくれた。

どっちもかわいい♪

 

 

かわいすぎる。。。

(人形じゃないからね)

 

そして、車に戻る。

昼ごろになって、徐々にツアー客が増えてきた。

早くきて良かったぁ。

 

 

すると、ちょうど息子と二人で旅してるフランス人のお父さんが来た。

毎年、長期休みには、こうして息子を連れて世界中を周ってるらしい。

去年はアフリカを車で回ったとか。なんと素晴らしい!

 

中学生ぐらいで、遊び盛りであろう息子はちょっと不満そうだけど…

すごくいい経験になると思うよ!(笑)

 

 

そして、来た道を戻る。

 

 

途中で、お約束の写真撮影タイム~

まずはお世話になってるポカリ君から

 

いや~、ブルーが白に映えるね。

 

次に俺らとデリカで。

 

 

『車で世界一周LOOK in ウユニ塩湖』

これにて完結。

 

ジャ~~ン!

 

 

そして、帰り道に、塩の採掘現場を発見!

 

 

ちょっと、お土産に…と思ってシャベルで掘ってみたけど

カチカチに凍ってて、ビクともしない…

 

 

仕方がないので、すでに掘って盛られてた所から

ちょっとだけ、分けてもらったよ。(ごめんなさい)

 

では、ウユニ塩湖を動画で走りましょう!

【スライドショーNo.120】「真っ青な空、真っ白な塩原!ウユニ塩湖に行きましょう!」

 

ウユニの町に戻って

さぁ、そのまま銀山で栄えた町ポトシに向かうよ。

でも、その前に塩を洗い落とすためにガソスタでちょっとお掃除。

 

 

ポトシまではウユニから200kmほど

事前の情報では、未舗装のダート道って聞いてたから

「終わった、これ着くの深夜かも…」って愕然してたんだけど

 

なんと最近!綺麗さっぱりに舗装されたというじゃないか!

これは本当に嬉しい奇跡。やったーーーー!!!!

(あまり伝わらないだろうけど…)

 

 

道は超近代的で綺麗だけど、

まだ周りには、昔ながらの方法で生活を続ける人がいる。

 

当然のように、リャマも道路歩いてる。

 

 

あ、ドンキーが…

 

 

そして、夕方7時にポトシの町に入った。

なんだ、この超急斜面に作られた町は…

 

 

しかも、その急斜面にびっしりと

植民地時代の名残を残す建物が。

 

 

姉貴をホテルに送り届けて三人で念願の夕飯。

超美味そう~!肉!肉!

 

標高4000mくらいあって、心配だけど

とりあえず、頑張って運転したご褒美にビール!

 

ん?でも、二人ともどうした…

なんか、顔が冴えないぞ…

 

 

どうやら、ここにきて二人とも高山病になったらしい。

 

とりあえず、今のところ俺は腹式呼吸してるから(?)大丈夫だけど…

ちょっと食い過ぎたのが、今になって心配になってきた。

腹壊さなければいいのだけど…おやすみ~

 

明日は、今も続く悲惨な鉱山労働の現場を見に行きます。

 

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