8:30くらいだったろうか、一度目が覚めたものの、余りの気怠さに二度寝。再び起きた時には、9:30になっていた。それでも胃から何からすべてが重く、そして怠い。もう今日はアンカラでゆっくりしていこうかとも思う。いや、今日中に荷物を受け取りにイスタンブール方面に向かわねばならん!そう言い聞かせて、運転席に滑り込む。隆は最近パソコンゲームにはまってて昨日も遅かったのか、後ろでまだ寝てる。
そのまま出発する。それでもやはり気分は沈み気味。何故かイライラもする。疲れ、湿気と暑さ、焦り、なんかがごちゃ混ぜになって襲ってくる。住宅街に狭い路地を通っている。こんな時こそ注意せねば。
街を出て、11:30頃休憩がてら昼飯を、これまたダラダラと食べる。運転する気が起きないから。結局一時間も居座ったすえ、ようやく出発。その後も何かにつけて休憩しては、発進のくりかえし。
最後は隆に運転をかわってもらい17:30頃、ついにボスポラス海峡を越えた。巨大な橋上からは、遥か下をオイルタンカーがいくつも見える。川岸に広がる斜面には、いかにもトルコらしい赤い屋根の家屋が上の方まで綺麗に並んでいる。ここからはもうヨーロッパと呼んでもいいのかもしれない。
街中に入り車をとめ、手当り次第の屋台でケバブやら焼き魚を食い歩く。もはや半ばやけだ。その後は路地裏の屋外カフェで静かに本でも読んでいる。考えてみれば、こんなに落ち着いてるのはウズベキスタンを出て以来かもしれない。今日はぐっすり寝れそうだ。いや、この湿気じゃあ無理か…はぁ