こんにちは。
さて、出発日も気づけばもう目前。予定では、1週間後にはアルゼンチンの空港に降り立ってるらしいんですが、何と言いましょうか、全く想像がつかないです。
まぁ、何も調べてないからなんですが…(向こうは冬?冬着ないけど、大丈夫なのかな…笑)
というわけで、出発までには日記も追いつかなきゃいけないので、どんどん飛ばしていきましょう!
今回は、「資金が足りない!ヤバい、資金集めしなきゃ!」編です。
まぁ、結果がどうなったか、良かったら読んでみて下さい。
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◆5月7日~5月16日
体調も大分戻ってきました。
さて、そうすると本格的に考えなくちゃいけないのが、
「お金が足りない!」問題
というか、南アまでで、ほとんど資金は使ってしまったし、これから支払う車の輸送代や航空券を引けば….
え、数万円…?みたいな感じで
これじゃあ、アルゼンチンに降り立って、はい終了になっちゃう。
見積もりが甘かったという反省をもちろんしながらも、とにかく、そんな強制終了は避けなきゃいけないので、なんとかしなきゃならん!
というわけで、まずは、いくら足りないのかを、もう一度予算計画を立てて修正。すると、ざっと不足額は…
はい、どん!
145万円!
(いや、多すぎ!笑)
さて、どうしようか。
バイト?
いや、でも2ヶ月の帰国中に溜まる額ではないよな…
株式投資?FX?ギャンブル?
お、これが一番手っ取り早いな!と思って、早速、昔開いたFX口座で開始。昔の損した反省を生かして、2万円くらいプラスになるも、ある方の話をきっかけに中止。精神的に良くないし、やっぱこんな稼ぎ方はいかんいかん!
というわけで、最後に残ったのが「協賛GET」作戦
ざっと、その後の流れはこう。
協賛を集めよう
⇒不足額が大きい
⇒企業に絞ろう(少額支援では間に合わないから)
⇒ツテを頼らないと厳しいよ(by なんかの本の一節)
⇒企業と繋がりのありそうな友人にあたる
⇒「え、明後日プレゼン!?」
というわけで、いきなり、明後日にはプレゼンに行くことになったわけだ。
ん?でも、よ~く考えてみると、プレゼンなんかしたことないぞ!
いわゆるパワーポイントだって、高校で1回使ったきり…やばい、どうしよう
早速、図書館に行って、プレゼンならこれでしょ!と教えられた『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』なる本を借りて、急いで資料作り!
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翌朝
よし、これで資料は完成した。(45枚になったけど、こんくらいの方が気合い入ってる感あるでしょ!)
話す段取り、うん、これも完璧!(もう、ジョブス降臨並みだわ)
そして、友人を横浜の居酒屋に呼び出す。とりあえず、一回見てもらった方がいいからね。
数時間後、2畳くらいの個室に、友人2人と自分が、向かい合った形で対峙する。ちと、狭いけど、まぁいい見とけよ
そのまま延々20分、頭に描いていた通りにプレゼンする。
さて、感想は…
「何言ってるか、意味分からん」
「資料長すぎ、時間長すぎ…」
うわ、ヒドイ…。でも、確かにそー言われると。そもそも発表時間5分くらいしかもらってないしな。
いや、どうすればいい?
そっから色々意見をもらいながら、資料を根本から修正していく。
修正しては、プレゼン。プレゼンしては、また修正。
そうすること、延々4時間!何とか形になったところでやっと終了。
(何も飲み食いしてなくて、お会計がまさかの合計1300円!ごめんなさい…)
↓ ↓ ↓ ボツになったプレゼン資料(折角作ったから、ここに)
そんなことをしながら、次の日はプレゼンは何とか無事に終了。
しかし、そう簡単に協賛がつくわけではないらしい。
やはり、こういうことらしい。
企業の方:「ん~、面白いことだし、個人的には応援してあげたいんだけど。でも、会社として公式に応援するってなると中々難しいかもね。やっぱり危ないし、会社としてのこれ!っていうメリットもないとねぇ…」
自分:「あ~、やっぱりそうなんですか…」
こんなやり取りが、何度も繰り返された。
その後もどんどん、興味を持ってくれそうな企業に連絡をとり、プレゼンの機会があらばとやっていくも、なかなか思うような結果につながらない。
もう何をすればいいのかよく分からず、とにかく「旅イベント」があると聞けば、片っ端から参加。
それでも、返ってくる言葉はいつも同じ。
そうしてくると、自分のやってることに自信も無くなってきて、
それがちょっとした言動や表情に出てきたのか、反応はかえって悪くなっていく一方。
毎日、実家から東京の方まで出て、何も成果はなく帰る。
逆に、電車代でどんどんお金がなくなっていくのは、結構、精神的にもきつい。
「はぁ…やっぱ、駄目だな、俺」
まだ、何も頑張ってないにも関わらず…
自分のやっていることに自信がなくなる。
自分のわがままにお金をもらうことに対する自信のなさが、ここにきてまた再浮上してきた。
「こんなことなら、最初からバイトしてお金を稼いだ方がマシだったな。ははは…」
そんな後悔の言葉が頭をよぎることも多くなった。
そんな日が続いていたある日、ある出会いが、僕らの方向を変えた…(つづく)