朝からまたパソコンで作業。
さすがに毎日作業ばかりしてると、「俺何やってんだろ..」と考えてしまう。
ビザ関係、資金関係、リカさんとの並走をどうするかなど、
毎日色々と考えていて少し疲れもたまってきて、気が弱くなってるのかもしれない。
どうも作業に集中できないので、昼前にはもうロビーを引き上げてキャンプ場にもどった。
ちょうど、セキュリティのクリスがいたので、しばらく話していた。彼と話すのは楽しい。
またしても話は日本について。そんな彼の手には、隆が日本大使館からもらってきた日本紹介冊子「にっぽにあ」が。ホント毎日あきもせず読んでるんだから、本当に日本に憧れてるんだろう。
恥ずかしがって隠れるクリス(笑)
「このお掃除ロボットは、みんな持ってるかい?」
「いや、それは先端技術の紹介だから、普通の家庭にはないよ、さすがに(笑)それにしても今日も暑いね…」
「本当だよ。もう俺もうんざりだよ。早くナイジェリアから出たいよ!」
「え、クリスにとっても暑いんだやっぱり」
「当たり前だろ!こんなんじゃやってられないよ。俺だって、生まれた時はもっと白かっただぜ。それが今じゃこんな黒いよ」
そう言って、筋肉ムキムキの腕を見せてくる。どうもナイジェリアの人は、みんな海外に出たがって
るようだ。特に若い子たちなんて、アフリカにうんざりしてるよ!と言うのをよく耳にする。
アフリカにはアフリカのスタイルがあるのかと思いきや、やはり西欧化された都会で育った子たち
にしてみたら、もっと発展した所へ移り住みたいという思いがあるのだろう。
クリスもそうした若者の一人ということ。でも、はたして彼が日本に行ける日がくるのだろうか。
ここの人がパスポートを取得するだけでも、一苦労らしいから。
この間もホテルのロビーで、パスポートを作りたい人と、その手続きを代わりにする業者がいて、延々手続きのめんどくささについて話をしていた。
必要事項やら質問事項を、業者が順に読み上げていく。取得前の質問事項があまりに延々と続いたもんだから、その人も「ノーノー」とびっくりして頭を抱え込んでいた。
横で見てた俺らも、ビビるほど延々質問されてた。日本なら申請書一枚でOKなのに…
そんなことだから、外に出たくてもでるのは中々難しいらしい。日本に生まれて良かった..。