8時ぴったりに起きた。通りはがらんとしてて、ちょっと物騒な雰囲気が漂ってる。
それが逆にアフリカにきたんだな~と思わせて、俄然やる気になってくる。もうなにもかもが整然としたヨーロッパの空気に嫌気がさしていた、こっからまた冒険も始まりだ。もちろん旨いもの食って、あちこち観光してっていうのも悪くはないんだが、何より、俺らはチャレンジングな冒険を楽しみにきてるんだ。旅はまだまだこれからだ。
そう思うと妙に張り切って、車の荷物整理なんかしちゃったりする。で次は、黄熱病の予防接種のために赤十字へ。行ってみるとここではできないというので、戻ってカフェでしばし休憩。そして、ここは思い切ってもう首都ラバトへ向かうことにした。
郊外のハイウェイにのると、時折見える家屋のほかはなにもなく、緩やかに起伏する草原が見渡す限り続く。スペイン南部と変わらない風景だ。まぁ考えてみれば、まだスペインから百キロくらいしか南下してないし、がらっと様子が変わるはずがないんだが、それでも赤茶けた大地というアフリカのイメージからすると、すこし違和感を覚える。ただ風景は同じでも、落ちてるゴミの量がやえに目につく。緑一色の草原もよ~く見ると点々とゴミが落ちてる。
ラバトに入ると、急に活気づく。ごちゃごちゃとした中心には人であふれている。車をとめ、市場の中の食堂で昼食をすまし、帰り際に、そこらじゅうにある立ち食いケーキ屋なるものに挑戦。普通にうまそうなケーキが一切れ30円くらいで安い。その中でピンク色のかわいいやつを頼んだら店員に笑われた。なんだよ、自分で売っといて….。
車に戻り、中心地から離れ、ネットの入る静かなカフェエリアで今日はゆっくりして終わり。