2012年8月27日 林 季一郎

かつての文明の跡

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起きると、まだ8時。増井さんピックアップまでまだ時間があるので、一人スタバで昨日買った本に目を通す。 車に戻り、隆の運転で増井さんを拾い、そのまま街を出た。今日はロンドンから西へ200km程の街バースを目指す。 この町、全く知らなかったが、お風呂のbathの語源になったとこらしい。ガイドブック調べにちょっとうんざりしてる俺らからすると、地球の歩き方をもってる増井さんは色々と知っているから助かる。

ストーンヘッジにきた。紀元前数千年とかの巨石文明の跡らしい。と、ちょうど今朝読んだ本に書いてあった。 まぁ、要するに大きな石の上に石がのったもの。それがだだっ広い草原にポツンと立っている、 なんのことかわからないと気づかず通り過ぎてしまいそうなもんだ。 そしてその石の周りを観光客が決められた順路をぞろぞろと回る。ぱっと見、滑稽な光景だ。

柵の中に入るにはお金がいる。でも外からでも十分すぎる程見える。 もちろん俺らは入らない。さ、車に戻って先へ進もう。

次は紀元前から人が住んでいたという丘だ。ちょうど、イベント期間らしく、古代の鎧を身につけた人によるデモンストレーションをやっていた。ただ、ここも入場料がかかるため、入らず引き返す。車に戻る途中、隆が何やらインタビューみたいなのを受けていた。 面白そうなので近づくと、どうやらここも施設についてのアンケートインタビューらしい。 しかも聞いてると、中の施設は満足できたか、お土産屋さんはどうかなど、中に入ってない俺らには到底わからないもの。 それに隆はテキトーに答えてる。なんだこの茶番…ははは。

4時ごろにバースの街に入った。あいにくの雨、というかイギリスに雨が降らなかった日がないのだが、とにかく一旦ホステルに増井さんを届けたのち、カフェで休憩。その後三人で中華で夕飯を取ってこの日は解散、就寝。

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