朝からデリカの修理をしてもらえるという所へ。途中で迷ってしまい、アフリカで初めて公衆電話ちうものを使う。まぁそもそもこれまで機能してる公衆電話なんてあったのかさえ怪しい。
電話の音質が悪く、聞こえ辛かったが、どうにかそこへたどり着く。早速、車を見てもらうのだが、その結果はあまりにショッキングなものだった…
あまり詳しいことは理解できなかったが、足回り全般のダメージが限界に達しているというのだ。
「このままじゃ、すぐに走れなくなるよ」
「…..」あまりの事に言葉が出ない。訳もわからず、指さされた問題の箇所を見つめ続ける。
そんなに悪かったのか。確かに運転してる感じからしてヤバイとは思っていたけど、これまでのチェックでもそこまで悪いとは言われなかったし、どうせ今回も大丈夫だろうとたかをくくっていたのだから、その分ショックも大きい。
リカさんにも散々「もっと丁寧に運転した方がいいよ」と言われていたのに、どこかで大丈夫だろうと思っていた。それを悔いるばかりだが、今更どうにもならない。
まぁ直せないことはないので安心だが、問題はお金だ。最低限のところだけでも14万円くらいにはなるという。さすがにここでケチるわけにもいかず、泣く泣くお願いすることにした。
もちろん修理期間は1週間はかかるそうだ。日本での資金集めを考えると、それまで待つ余裕はないので、船会社に受取をお願いすることにしよう。
午後にはやむだろうよと言われていたのに、雨脚は強くなる一方だ。
気持ちも塞ぎ込み、マックに戻って車内で昼寝をする。あぁ、本当にこれでゴールまで行けるんだろうか。いや、絶対に何とかしなければいけないのだが…
夕方に起きて、気持ちを入れ替えて、たまった日記をかいていく。日本に帰るまでに、やれることはやっていこう。