2013年3月16日 林 季一郎

コンゴの辺境すぎる町

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5:30、雨音で目が覚めた。
空は、昨日とはうってかわり、まさに暗雲ただ込めるといった風だ。

急いでテントを車に仕舞い、朝食をとりに小屋に入った。昨日と同じく卵二個のオムレツを注文。洗ったのかどうか怪しいフォークには口が触れないように丁寧に口に運ぶ。味は旨いのだが、どうも衛生観念の点だけはなかなかアフリカナイズされない。

さらに本を読みながら時間を潰そうとするが、雨足は強くなる一方で一向に止みそうにない。まぁこのくらいの雨なら船も出てるだろう。三度目の渡航場へ向かう。

船着場に着く。昨日と同じトラックが止まっていた。対岸にも丸太を積んだトレーラーが3台船を待っている様子。聞けば、船は雨のため運休らしい。

なんだよそれ。動かない船の脇を、丸太をなかをくり抜いて作った小舟が器用に、すりぬけて川を行き来している。あれですら渡れるんだ、デカイ船に渡れないはずはない。ようは、めんどくさいだけだろう。あぁめんどくさ。

さすがにもう戻るのはいやなのでその場で待機して、本でも読むことに。隣では、昨日と同じ連中が、何をしにきてるのか、また来ていて、馬鹿でかい声で話し合っている。その近さで、なにをそこまで大きい声で話す必要があるのか。扇動者の演説のような抑揚をつけたアフリカ独特の話し方にも、今はさすがに閉口する。静かにして欲しい。

2時間ほどして雨がやみ、船が再開した。
しかし、やはり法外な値段をふっかけてきた。たった100mの渡航で1万円とはふざけた奴らだ。要するにここは政府公認の独占企業らしいんだ。しかし納得できるはずはない。そして、りかさんがひつこく説得してくれたおかげで2000円にまで落ちたところで納得。地元のトラックたちですらぼったくられているのに、最終的に定価の半額にするとは、すごい交渉力だ。

それで入国手続きが終わったわけではない。
そのあと4時間も!手続きにあちこちをたらい回しにされ、すべてが終わった時には、5時をすぎていた。疲れ果て、今日はこの街で寝ることにした。何はともあれ、これでコンゴに入国したんだ!

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