朝から走り続けるも200km程しか進まず。
まず、道路状況が悪い。一度は舗装したらしいのだが、至る所でアスファルトが剥がれ落ちていて、そこにぼっこりと穴があいてる。
場所によっては、ほとんど崩れてしまっていて、ただのダートと化してる。これで国道2号線というから笑える。
国は道路を整備する気なんて、はなからこれっぽっちも無いのだろう。そもそも、内陸からトラックで運搬する物資がないから、その必要もないのかもしれない。その点、次のコートジボワールは、国の経済の屋台骨のカカオとコーヒーの運搬を円滑にするために、道路網が発達しているという。本当だといいのだけど…
とりあえず、ついに応急補強しておいた車底のパネルが完全にダメになった。
ボコボコの路面で擦って、ロープもずだずだに切れている。あぁ、デリカが傷ついていく。まだアフリカの入り口なのに…
それと、道中ろくに食べるものがない。レストランなんてあるわけないから、ごみごみとした街中で適当に煙が上がってるとこを探す。
そうすればゴムみたいな食感の焼き鳥にありつけるって算段だ。
あとは、ガソリンもない。もう現金もない。最後の30ユーロをガソスタで40分くらいかけてようやく両替してもらって給油した。
もう今日はこれ以上進む気力を失ったので夜9時に、警察のチェックポイントのそばで車中泊させてもらうことにした。おやすみ