こんばんは!
Buenas noches!
さぁ、早速いきましょう、日記です。
「ついに船会社との交渉が始まるが…」です。
………………………………………………………………
◆7月10日 朝
ついにこの日がやってきました。船会社との闘いの日です。
とりあえず、ここまでの経緯をふり返ると
2ヶ月半前 南アのケープタウンで車の輸送をお願いする
↓
1ヶ月半前 車が未だに南アフリカ。ん?どうした?なぜ輸送されない!
↓
1ヶ月前 船会社が音信不通に。まじかよ…
↓
2週間前 「車が船にのりました。2週間後に着きます。」との連絡が!おっ!
↓
4日前 車が港に到着。と同時に、受取費用25万円というまさかの高額請求でピンチ!
↓
3日前 トラック運転手のストライキやら独立記念日やらで船会社と連絡とれん!
↓
今日 もうラチがあかない!オフィスに直接乗り込もう!
↓
今 事務所に向かってます。
というわけで、ここから先は動画でどうぞ。交渉の様子も音声で入ってます。
【旅追う動画】「No.5 ついに船会社に潜入!価格交渉だ!」
しかし、第一回交渉はあえなく撃沈。
こっち:「なんとか値引きしてくださいよ~」
向こう:「NO WAY! (トンデモナイ!)」
・・・
・・・・・・・・
…….いや、ムリ!こっちがトンデモナーイ!
(それに、そんな強い言い方しなくても…泣)
くそ、ここは駄目だ。他に会社を当ってみよう。
ふふふ、昨日のうちにだいたいの調べはついてるのさ…
そして、事情を説明したメールも送ってある。(返事ないけど…)
というわけで、近くにあるというオフィスに向かおう。
が、場所がさっぱり分からん。
というか分かる訳がない!
この街、オフィスの看板とか外に出てないんだもん…
一つ一つビルに入っては、伝わらないスペイン語で事情を説明。
返ってくる聞き取れないスペイン語で、「うん、ここは違うんだな」と判断しては次へ。
不毛な作業を繰り返すこと3件目、ついに目当ての会社をつきとめる。
よし、いくぞ。
(ドアをガチャーン)
「オラ~~!(こんにちは)」
威勢のいいおばちゃんが出てきたので、とりあえず事情を説明。
すぐに理解してくれて、早速ボスも登場して、親身になって聞いてくれる。
(お!ここはいい感じだぞ。やっぱりデカい会社より、こういう小さいところにすれば良かったなぁ)
そして、真実が暴かれた。
おばちゃん:「この船会社はぼったくってるわよ!」
(やっぱりですか!!)
おばちゃん:「ほら、この項目、この価格は本当はこうよ。」
(なぬ!まったくやってくれたわ、あの会社め!)
もうここまでくると、俺らよりおばちゃんの方が、ヒートアップしてきた!
おばちゃん:「もう許せないわ!!!」
(いやいや、大丈夫だから。ちょっと落ち着いて下さいー)
おばちゃんは止まらない。
おばちゃん:「This is an INTERNATIONAL WAR!! You have to FIGHT!!」
(え、なんて?国際戦争!!?そこまでいくんですか…)
おばちゃん:「とにかく、今すぐ戻って、車の積荷証明書を取り返してきなさい!そうすればこっちで安くやってあげるから!早くしないと間に合わないわ、今すぐに!ほら!」
「はい!」反射的にドアを飛び出して、さっきのオフィスへ走る。
今が、16:52。オフィスが閉まるのは、確か17:00。
やばい。今日中にとりかえさないと、明日には車が倉庫に移動されてしまうことになってるんだ。
そしたら、もう船会社を変えようがない。急がねば!
なんとか間に合い、さっきの担当者を呼び出してもらう。
しかし、どうやっても証明書を返してくれそうにない。
ついにはボス登場!
そして開口一番、衝撃的な言葉が…
ボス:「俺はイラだっている。」
(いや、知らん。)
(なんという高圧的な感じ!)
しかし、こっちも大人しく引き下がるわけにもいかないんだ。
5万円も差はデカい。本当にお金がないんだ!
(しばし、交渉という名の口論が続き…)
なんとか、キャンセルできそることになった!と思ったら…
有難いことに、一通り手続きを止めてもらっていたのに…
最後の最後に…
なんと、車の入ったコンテナの倉庫へと移送がもう始まっていて、取り消せないらしい。
終わった..(涙)
最終結果。1万円だけ値引きしてもらうことで決着しました。
(冷静にこっちが悪いし、担当者の人にも本当に迷惑かけちゃったから、反省します。本当にごめんなさい。)
・・・・・・・・
・・・・・・・・
ただし、ここにはカラクリがあってですね。
船賃は米ドル建てで、2500ドル
でもこれ、ペソでも払えるんです。
そして、そのレートが正規レート。
ということは….
なんと、米ドルさえあれば、闇レートでペソに替えて払うだけで、なんと
18万円にも下がるのです!!!(25万円から)
これは利用しない手はない。ただ肝心の米ドルがないんです。
そこに、ノブさんからの貴重な情報が飛び込んできました。
ノブさん:「あ、そなら、ウルグアイまで行ってATMからドル引出してくればいいねん!船で1時間やで」
自分:「え、マジですか!?そんな裏ワザが..」
ノブさん:「まーこっちの人にとっては常識やで。みんなフェリーで米ドル下ろすためだけにウルグアイ行くねん」
というわけで、明日の早朝にウルグアイに行きます。
LOOKの旅、初っ端からよくわからない展開になってます。どうなることやら~