2013年3月22日 林 季一郎

東大生バックパッカー君との遭遇

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朝から車の修理をしようと、二台連なって街をウロウロする。まぁその前に腹ごしらえということで、昨日のうちに目星をつけておいたカフェに入った。

すると、後から来たリカさんが興奮気味に、

「ねぇ!今、日本人の子がいたよ!ちょっと探してくる!」

と、今は入ってきたドアから街へと飛び出して行った。はあ。。。

某然とする俺らは、とりあえず注文したサンドとヨーグルトで’ゆっくり朝食をとる。

そして、一旦は見失ったという、その彼に出くわした。ほう、これはなかなかすごい。どっかの奥地から戻ってきたのだろうか、薄汚れたTシャツはもう変色して茶色になっている。元の色が何だったのか分からない。

案の定だ。

「いやー、もう10日間も風呂入ってないんですよ〜」と言う。

そんな彼も聞けば、東大生というから驚きだ。とりあえず、色々と話を聞きたかったので、晩御飯を一緒に食べる約束をして別れよう、としたその時、後ろから、流暢な関西弁が聞こえてきた。

一瞬、は?となり、振り返ると、どうみても現地人と思われる男性が立っていた。

「こんにちはー!日本人ですよね!ははは!これは奇遇ですね!」

奇遇?そんなもんじゃない?どうしたって今日はこんなに日本大集合なんだ。聞けば昔日本に住んでいたらしく、NHKラジオやJICAの仕事もしていたという。

おもしろそうなので、その彼、ベルナールさんも晩御飯を一緒することになり一旦は解散。

結局、この日は三菱ディーラーを探し当てることもできず、いざ待ちに待ったブッフェを食べに向かう。そう、滞在させてもらってるホテルに併設されているベトナム料理屋がブッフェをやるということで、久しぶりに腹一杯飯を食うつもりでいるんだ。

そして、我々3人、そして、東大生の龍玄君とベルナールさんが大集結。楽しく過ごしたのだが、最後になってベルナールさんが「お金がない。帰りのタクシー代も貸してくれないか。」というありえない話をしだした。

これは、どう考えても怪しい。しかし、こうなってしまったものはしょうがない、明日は郊外を案内してくれることになっているし、まぁ最悪返ってこなくてもいいか、と思い、貸した。

その後、4人の間で、彼は明日本当に現れるのか?という議論が交わされたことは言うまでもない。おやすみ

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