2013年3月6日 林 季一郎

前言撤回のアンゴラビザ

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朝一で コンゴ民主のビザを受け取りに行く。発給の際になって、「今は担当者が席をはずしている。今出して欲しかったら、追加で1000円払ってもらう」と訳のわからないことを言われる。

しかし、うだうだしてる時間はない。このあとアンゴラ大使館へ行かなきゃいけないんだ。しょうがなく支払うと、すぐに発行された。

このあたりは、秩序のない国の方がある意味単純で楽だ。さて問題はアンゴラビザだ。いそいで大使館へ向う。

いつものごとく待合室で1時間ほどまつ。もうここにも慣れている。窓口にプレッシャーを与え続けると早く呼ばれることも知っている。そして、今度も「ジャパニーズ!」とお呼びがかかる。

緊張した面持ちで窓口へいく。

「ごめんなさい。理由はわからないけど、ツーリストビザは拒否されました。」

いやいやいやいやいやいや!そんな簡単に言うなよ、少なくても一昨日の段階では絶対大丈夫だからとセルジオ氏に言われてるんですが!

「もう話にならないので、セルジオ氏を出してください」

「ごめんなさい。セルジオは今手が離せないそうなの」

「なら、いつまででも待ってるんで、手が空いたらあわせてください」

「わかったわ。」

1時間、2時間がたった。その間何度も窓口へ「まだですか?」と催促にいくも、「もう来ますから」の一点張り。

そして4時間がすぎた。もう待合室には俺ら以外だれもいない。

「ごめんなさい、セルジオはもう帰りました」

完全に逃げられた。ふざけるな!

もう彼に頼っても意味はない。もっと偉い人に直接たのもうとリカさんが、別室の受付にお願いにいく。すると、

「まぁ、そんな問題がおきたの。どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」

いや、だから、4時間、それを言い続けてきたんです……

しかし時すでに遅し。明日大使へのアポイントを事前に取ってから、また出直すことになった。

どうしようもないので、日本大使館に泣きつきにいくと、アンゴラ大使館は、とにかくやることが謎めいている、と言われた。まさにその通りだと思う。

親切に相談にのって頂いたのだが、やはりビザの問題はどうしようもないということで、失意の中ホテルに戻った。今日も怒りで寝れそうにない。

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