ということを書きました。
が、その間も中米を北へ北へと走り続けるデリカと僕らは
ついに今日はホンジュラスという国の国境へとやってきました。
しかし…腐敗の進む国境で、まさかの賄賂要求!
やっべ~、どうしよ~~(涙)
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■11月23日 ニカラグア2日目
道端の食堂で朝食を済ませます。
うわ、なんかめっちゃ大盛りで出てきた。
ご飯、バナナチップス、豆、サラダ、豚肉の塊で計150円。
この辺りでは、豆とバナナチップスは鉄板らしいです。
そして海岸沿いを走り続ける僕ら。
時々、牛の大群に遮られたり。
ここでは「動物 > 歩行者 > 車」の優先順です。
それにしても遅っそい!!!
ってそこ!道路で糞してんじゃねぇよ!!笑
しびれを切らした他の車が強引に群れに突っ込んでいきました。
ゴン…ガツン…ボコ….モォ~~~!
え、マジかよ…
さすがに僕らは牛が通り過ぎるのを待ちます(笑)
あ、日本だぁ~!
見覚えのある日の丸が突如出現。
へぇ~、この橋は日本の援助で作られたのね。
で、このあと所どころで日本援助の橋がありました。
というか、メインの橋10こくらいは、全部そうだった…
ちょっと誇らしい気持ちで橋を渡っていくと
ついにホンジュラスとの国境に到着です。
しかし、問題はここから始まります…
無事、ニカラグアの出国手続きを終えて
橋を渡って、ホンジュラスの入国手続きをしようとした時のこと
自分:「はい、パスポートです。」
無言で受け取って、スタンプを押す担当官。
そして、押し終わったパスポートを横にのけて
こちらに向き直って言う。
担当官:「はい、それじゃあ1人入国税3ドルです。」
やっぱりか!
実は中米に入ってから、基本入国税みたいのを取られるんです。
しかも外国人だけ…(or 俺らだけ?)
でも、問題はそこじゃない。
自分:「あの、お金持ってないんですけど…」
はぁ?みたいな顔でこちらをじーとこちらを見つめる担当官。
でも、ないものはしょうがない。マジでお金が1ドルちょっとしかないんだから。
というのも、一つ手前の街のATMで下ろそうとしたのに何故か使えず
ここの国境にあるATMも使えず、で、ここまで来てしまった。
なんでお金をもっと大量に持っておかないんだ!?
いや、もう銀行の残高が少なすぎて
たくさん下ろそうとして「残高不足です..」みたいに表示されると落ち込むので
少しずつしか下ろしてないんです(笑)
まぁ、そんな言い分が通用するはずもなく
担当官:「なら、入国はできない。パスポートも没収だ。」
ということで、いったん自分だけがニカラグアの国境に戻って
そこにあったATMでクレジットのキャッシングを試してみよう!
隆のクレジットカードも借りて、デリカで再び橋を渡ってニカラグアへ入った。
しかし、渡ってすぐのところの軍の検問で止められた…
軍:「何だお前は?また戻ってきたのか!?」
自分:「お金がなくてATMで引出にきました。」
軍:「ここを通りたいなら、金を払ってもらう。」
どっひゃ~、なんとあからさまな…
自分:「いや、一瞬戻るだけですよ!」
軍:「駄目だ。ここは絶対に通さない。」
自分:「でも、今はお金がないんですって!!」
軍:「なら、ここに車を止めていけ。」
面倒くせぇ~。でも仕方がないのでここから歩いてATMに向かうことに。
後ろを振り向くと、人質のデリカをライフルを持った男たちが
興味津々に取り囲んでる。
ATMに着いた。
隆のカードを入れる。
「暗証番号を入力して下さい」と出た。
あ…
隆に暗証番号聞くの忘れてた(笑)
結局、自分のカードは全滅で使えず
最後ののぞみをかけて、隆に暗証番号を聞きに再びホンジュラスに戻ることに!
車に戻ると、すぐに軍人たちが集まってきて
「おい、金はどうした?」と問い詰めてきた。
自分:「いや、下ろせなかったんだよ!また戻ってくるから待って!」
何とかその場をおさめて、再び橋を渡って隆に番号を聞き、また戻ってきた。
すぐに軍人に囲まれる。
自分:「だから、これからまたATMに行くんだよ!」
しかし、結局隆のカードも使えなかった。
やばいな~、どうすればいいんだよ~(泣)
もうすでに日も暮れ始めている。
まわりにはライフルを持った軍人たち。
向こうには、国境を通過する外人目当ての物乞い達がうろうろしてる。
これはどうにかして、早く脱出しないとヤバい…
そんな時、入国管理棟の向かいに古ぼけた
「DUTY FREE SHOP(免税店)」という看板が見えた。
あっ!これはひょっとしたら…
クレジットカードで100ドルくらいきってもらって
そのうちの80ドルでもいいから現金でもらえたりしないかな??
恐る恐る建物に入ってんみた。
がら~んとした店内、
地面にそのまま電化製品や高級そうなチョコが置かれてる。
普通、空港にある高級そうな免税店とはほど遠い営業スタイル。
誰もいない店内。
奥のカウンターで暇そうにしていた店員さんに思い切って聞いてみた。
自分:
「あの~、クレジットカードを使ってですね。
100ドルあげます。その代り90ドル下さい!」
さすがに意味が分からない様子のお兄さん。
それでもジェスチャーで何とかこの窮状を訴えると分かってくれたようす。
早速、カードをきってもらい、なんとそのまま100ドルくれた♪
ラッキー!ありがとうお兄さん!
よし、すぐにホンジュラスに戻ろう!
と、ここであいつらの事を思い出した。
そうだ、軍人の賄賂が待てるんだった…
もちろん一円も払うつもりはないから
どうにか切り抜けなきゃいけない。
考えた末に、パンツの中に100ドルを突っ込んだ。
そして、勢いよく外に飛び出す。
とりあえず、下ろせなかったフリをして切り抜けよう。
車に戻ると、やっと来たかという感じで
すぐにまた3、4人に囲まれた。
ここは先手を打たねば。
落胆している感じを全面に出しながら。
「ここのATMは一体どうなてるんだ!?全くお金が下せないじゃないか!」
と少し逆切れしてみた。
しかし、免税店に入るところも見ている彼らは信じようとしない。
次に、そばの石の上に腰かけて、5分くらい頭を抱えてみた。
あ~、一体俺はこれからどうすればいいんだよ~
すると、少しずつ軍人たちも同情を示してきた。
お、これはいけるか!?
自分:「もう仕方がないから、向こうにいる友人を迎えにいって
ニカラグアに戻ってくるよ。」
その時にちょうど大型トラックの列が検問を通りかかった。
軍人たちがみんなそちらに行った。これはチャンス!
すぐに車に戻り、そのトラックの列の反対側に回った。
そっち側は、検問からも死角になっていて見えないのだ。
そのまま一気に国境線の橋まで走る!
検問の人たちは誰も気がついていない!
橋の入口に重装備をした軍人が一人立っている。
しかしここを抜ければホンジュラスだ!
さすがにこのド派手な車を見逃すはずがなく
すぐに気がついてジロジロ見てくる。
笑顔をフル動員して、ついでに手もふっておいた。
こわばっていた向こうの表情が一瞬ニコっとした。
ホンジュラスに入国。
最後の橋も、やはり日本の援助で作られてた。
ふぅ~、今日も走り続けて疲れてきました。
おやすみなさい。
明日は、「車で世界一周したら、考え方がこう変わってた」の続きです。
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