昨夜、コスタリカ国境でのこと。
入国手続きに手間取って夜遅くなってしまったので
この日は国境施設の片隅で車中泊することにしました。
そんな時、１人の変なやつがやってきた（笑）
そしてなんと彼、5分前にパナマを強制退去させらていました。。
しかし、まさか過ぎる理由で追放された彼がすごい方法を教えてくれました♪
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■昨夜22:00頃
パナマからコスタリカに抜け
車中泊をしようと、寝支度をしていたとき。
１人の変な男が近づいてきた。
いや、これがマジで変なんです！
2m近くはあろうかという長身に
背中には、僕の身長ほどのでかいズタ袋を背負い
一見、西欧人風の顔つきなのだけども
くるくるの巻き髪に無精ひげ、それに薄汚れたTシャツという異様ないでたち。
そんな見るからにヤバいやつが
あろうことか、一直線にこちらに向かってくる！
あろうことか、ニヤニヤしながら！
え、怖っ！
ひょっとしてと思って周りを見渡しても
ここにいるのは１人だけ。そう僕！
つまり彼の目的は、1200%、僕。
そして、目の前にやってくるなり身構える僕に言い放った…
「やぁ、僕の名前はヨハン！
今、パナマを追放されてきたんだけど、
君の車に乗せてくれないかい？」
ヤバい奴、決定。
その動き、一挙手一投足にいたるまで
こいつと関わったら駄目だ！オーラを強烈に放ってる。
その男、ヨハン。登場。
絶対にヤバいよ！！！（笑）
なんか、フォォーーー！！！とか叫んでるよ～～～（涙）
しかし、この追放者ヨハン
話してみると、なかなか面白いんです。
年齢は27歳。
ドイツ出身。
職業、グラフィックデザイナー（←www）。
ここまでだけなら至極まっとうな男。
しかし…
2日前、入国審査が面倒だからと
パスポートにスタンプをもらわずに、強引にパナマに不法入国。
昨日、なんとか首都の近くまで辿りつき
道をあるいていたところを逮捕される。
5分前、ここコスタリカに追放される。
そして、これから5年間彼はパナマに出入り禁止！
. . . . 。
映画の『大脱走』か！（笑）
最後捕まっちゃうとこなんて特に…
でも、彼の肩を持つわけじゃないですが確かにパナマの入国は面倒です。
僕らも、偽の航空券を用意して、ダマシで入国してますから！
もう規則が形骸化していて、みんなこれをやってるんです。
さて、ということで面白いので彼を乗せてあげることにしました♪
ちなみに、彼は毎日路上で寝ながらの旅らしい。
今朝、朝起きたらブーツを盗まれてたらしいです。。。
（昼食はジャンク。ペルーに戻ってもっと美味しいものが食べたい…）
そして、コスタリカの首都のサンホセに向かって走り続けます。
パナマを通過できなくなった今、彼は飛行機でコロンビアに飛ぶらしいのです。
ヨハン：「ちなみにコロンビアからパナマまで幾らだった？」
僕ら：「ん～だいたい400ドルくらいかな。」
ヨハン：「え！高い！200ドルくらいで行けないかな…」
僕ら：「いや、それは無理でしょ。これでも最安値だったんだよ。」
ヨハン：
「大丈夫、僕は裏ワザを知ってるんだ♪
空港のチャックインカウンターで待ってると
出発間際の便に格安で乗れることがあるんだよ。」
僕ら：「……..」
あぁーーーーー！！！！
超頭良いじゃん、そのやり方！！
どうせ空席で飛ばすなら、安くても人を乗せた方がいいってことか！
どうして今まで思いつかなかったんだろう。
（マジで日本への帰国の便でやってみよう…）
そして、3時間ほどで空港に到着。
短い間だったけど、楽しかったよヨハン。
これから南米に入るというので
不要になったガイドブックをプレゼントしてあげた。
そして、来た時と同じように
ニヤニヤしながら、去っていくヨハン。
その後ろ姿は、やはりヤバい奴そのもの。
さて、今日はちょっと疲れたので
俺らも近くのマックで車中泊しよ～っと。
おやすみ。
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