2012年8月7日 林 季一郎

アウシュビッツ強制収容所

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昨日のようなこともある、少し早くアウシュビッツに向かう。それでも重体に巻き込まれ着いたのは10:15、集合場所にはもう何人か日本人観光客が来ていた。「あ、こんちは~」久しぶりの日本人は結構緊張するものだ。

10:30になる、ガイドの中谷さんのついて施設内を回る。あの有名な「働けば自由になれる」と書かれた門をくぐると、ずら~っとレンガ造りの収容棟が 並んでいる。これらの一部が、囚人自身によって建てられたというから皮肉なものだ。ただ、敷地内はどこもかしこも見物人だらけで、各国からのツアーもきていて、正直アウシュビッツの当時の悲惨さというものがどうも伝わってこない。昔、フランクルの『夜と霧』を読んでから、「実際はどんなとこなんだろうか」とずっと思っていたのだが。

それでも、ガス室の中はさすがに空気が重い。内部は灯りで照らされているものの、言いようのない暗い雰囲気だ。誰も言葉も発さない。他の人たちがいるからいいものの、一人でなかに入るのは出来ないだろう。今自分が立っているところで何十万もの人が息絶えていったのだから。

14:00頃アウシュビッツを出て、ドイツ方面に100kmほど行ったところにある街に入った。今日はなんだか疲れた、少し早いけどここで休もう。 町はずれで見つけたベトナム料理屋で夜までパソコン作業をしてその日は就寝。

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